ART
ナイジェル・ピークのリトグラフ展が〈イデーショップ 六本木店〉で開催。
November 10, 2017 | Art | casabrutus.com | text_Housekeeper
北アイルランド出身のドローイングアーティスト、ナイジェル・ピーク。この度、パリの老舗リトグラフ工房〈イデム・パリ〉とコラボレーションして制作されたリトグラフ作品を、〈イデーショップ 六本木店〉で展示販売する。
ナイジェル・ピークは、建築家としてのバックボーンを持ち、北アイルランドを拠点に活躍するドローイングアーティストだ。この度〈イデーショップ 六本木店〉で、世界初となる彼のリトグラフ作品を展示販売する個展が開催される。
今回の企画のきっかけは、日常の中でアートを楽しむことを提案している〈イデー〉の〈IDEE Life in Art〉プロジェクトが、ナイジェル・ピークに〈イデム・パリ〉での作品制作を依頼したことにはじまる。
〈イデム・パリ〉とは、ピカソやマティス、シャガールなどの巨匠の作品を手がけてきた、パリの伝説的なリトグラフ工房だ。
〈イデム・パリ〉とは、ピカソやマティス、シャガールなどの巨匠の作品を手がけてきた、パリの伝説的なリトグラフ工房だ。
見たことや感じたことを直接自身の手で描くドローイングと異なり、一度職人の手に委ねる工程を経て制作されるリトグラフ。彼はその制作工程を「ドローイングみたいなものを職人たちの手に委ねて、大きな機械でガーッとプリントする。すると完成したものもドローイングと同じく繊細さを備えているのが面白いんだ」と話す。職人の感性によって調合される色や版を重ねた時に生まれた色など、自身の意図を超えたところから生まれる作品に、さらなるインスピレーションを得ることもあるそうだ。
今回の展示には、プロジェクトの開始から約2年をかけて完成した14点の作品が並ぶ。これまでの彼のドローイングを知る人にとっても、きっと新しい発見があるに違いない。
今回の展示には、プロジェクトの開始から約2年をかけて完成した14点の作品が並ぶ。これまでの彼のドローイングを知る人にとっても、きっと新しい発見があるに違いない。
『ナイジェル・ピーク 新作リトグラフ展 “RETURN”』
〈イデーショップ 六本木店〉