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大堀伸が語る〈NOT A HOTEL AOSHIMA〉|圧倒的な開放感と快適性を兼ね備えた海辺の家。
January 17, 2023 | Design | PR | photo_Satoshi Nagare text_Masae Wako
宮崎空港から車でわずか15分、青島海岸の正面にオープンした〈NOT A HOTEL AOSHIMA〉。蒼い水平線を独り占めし、波の音に包まれる。美しい水景とともに過ごす海辺のパラダイスです。
海辺まで1分足らず。広大な水平線を望む海沿いに、真っ白な外観の〈NOT A HOTEL AOSHIMA〉が建っている。豊かな時間をもたらす舞台は宮崎の青島海岸。空港から15分で着く海沿いの楽園だ。
一日中、穏やかな光に包まれる北向きの敷地に、4タイプの家を設計したのは〈ジェネラルデザイン〉の大堀伸。まずは広いテラスが中心の独立棟《MASTERPIECE》。その隣には、平屋のような落ち着きを持つ《SURF》と《GARDEN》が並んでいる。2階の位置に作られたのは、朝に夕に美しい水平線を独り占めできる《CHILL》。
「どの建物も海に向かう北側を開いていますが、海の見え方はそれぞれに異なります。《GARDEN》の書斎では、ほの暗い洞窟から海を眺めるような静寂に浸れるし、《MASTERPIECE》のリビングでは、高さ4mの大開口によって大海原との一体感を味わえます」と大堀。《MASTERPIECE》の寝室も、リビングと同様の大開口。朝、起きると東の水平線から昇る太陽が見え、目の前にはプールがある。
「目覚めてすぐ飛び込んでもいい。こんなこと、普段はできないでしょう? NOT A HOTELでしかできない体験へ、そっと後押しする空間を用意したかったんです」
抜群のロケーションにふさわしい非日常感を実現すると同時に、家としての快適性も大切にした。それは、時間が経つにつれて目や体が空間になじんでいく心地よさ。
「見ての通り、派手な装飾も凝った表現もしていません。それよりも、建物に守られている安心感や視界が抜けていく開放感、素手で触れた時の優しさなど、本質的な快適性を形にしたつもりです」
空間のスケール感や明暗のメリハリを考え、風や光が抜ける道を工夫した。丁寧に積み重ねたディテールが、暮らしの延長にある心地よさを作っている。
「僕の空間、地味なんですよね」と笑いながら、「それでも、豊かなものを作りたい」と大堀は言う。
「例えば、水平線から昇る朝日と沈む夕日の両方に出会えた時の感動。サウナ後にプールへ飛び込んで波の音と星空に包まれる快楽。そういう時間が、帰宅してからも数年後も、繰り返し思い出すようなものになればと思う。ここでの体験が記憶や体にじんわりしみ込んで、人生の感度を高めることにつながったら素敵ですよね」
一日中、穏やかな光に包まれる北向きの敷地に、4タイプの家を設計したのは〈ジェネラルデザイン〉の大堀伸。まずは広いテラスが中心の独立棟《MASTERPIECE》。その隣には、平屋のような落ち着きを持つ《SURF》と《GARDEN》が並んでいる。2階の位置に作られたのは、朝に夕に美しい水平線を独り占めできる《CHILL》。
「どの建物も海に向かう北側を開いていますが、海の見え方はそれぞれに異なります。《GARDEN》の書斎では、ほの暗い洞窟から海を眺めるような静寂に浸れるし、《MASTERPIECE》のリビングでは、高さ4mの大開口によって大海原との一体感を味わえます」と大堀。《MASTERPIECE》の寝室も、リビングと同様の大開口。朝、起きると東の水平線から昇る太陽が見え、目の前にはプールがある。
「目覚めてすぐ飛び込んでもいい。こんなこと、普段はできないでしょう? NOT A HOTELでしかできない体験へ、そっと後押しする空間を用意したかったんです」
抜群のロケーションにふさわしい非日常感を実現すると同時に、家としての快適性も大切にした。それは、時間が経つにつれて目や体が空間になじんでいく心地よさ。
「見ての通り、派手な装飾も凝った表現もしていません。それよりも、建物に守られている安心感や視界が抜けていく開放感、素手で触れた時の優しさなど、本質的な快適性を形にしたつもりです」
空間のスケール感や明暗のメリハリを考え、風や光が抜ける道を工夫した。丁寧に積み重ねたディテールが、暮らしの延長にある心地よさを作っている。
「僕の空間、地味なんですよね」と笑いながら、「それでも、豊かなものを作りたい」と大堀は言う。
「例えば、水平線から昇る朝日と沈む夕日の両方に出会えた時の感動。サウナ後にプールへ飛び込んで波の音と星空に包まれる快楽。そういう時間が、帰宅してからも数年後も、繰り返し思い出すようなものになればと思う。ここでの体験が記憶や体にじんわりしみ込んで、人生の感度を高めることにつながったら素敵ですよね」
ノットアホテル青島
NOT A HOTEL AOSHIMA (2022)
by General Design / Shin Ohori
Aoshima, Miyazaki
2022年竣工。昭和の観光ブームを支えた老舗ホテルの跡地に建つ、鉄筋コンクリート造の低層建築。「青島海岸の海に臨む」という共通項を持つ4タイプの家からなり、インフィニティプールやサウナ、ファイアプレイスなど、それぞれの家に合う楽しみが用意されている。●宮崎県宮崎市青島2−241−1。宮崎ブーゲンビリア空港から車で約15分。
大堀伸
おおほりしん 1967年生まれ。〈ジェネラルデザイン〉代表。直線を生かしたシャープな造形と、経年を受け止める普遍的な空間で人気。住宅のほか〈大磯プリンスホテルサーマルスパ S.WAVE〉〈Saturdays Surf Daikanyama〉など海にまつわる建築も多数。
NOT A HOTEL AOSHIMA (2022)
by General Design / Shin Ohori
Aoshima, Miyazaki
2022年竣工。昭和の観光ブームを支えた老舗ホテルの跡地に建つ、鉄筋コンクリート造の低層建築。「青島海岸の海に臨む」という共通項を持つ4タイプの家からなり、インフィニティプールやサウナ、ファイアプレイスなど、それぞれの家に合う楽しみが用意されている。●宮崎県宮崎市青島2−241−1。宮崎ブーゲンビリア空港から車で約15分。
大堀伸
おおほりしん 1967年生まれ。〈ジェネラルデザイン〉代表。直線を生かしたシャープな造形と、経年を受け止める普遍的な空間で人気。住宅のほか〈大磯プリンスホテルサーマルスパ S.WAVE〉〈Saturdays Surf Daikanyama〉など海にまつわる建築も多数。
【MASTERPEICE】スケール感と美しい水景を楽しむ家。
大きな屋根に包まれているような安心感と、そこから一望する水景の気持ちよさ。《MASTERPIECE》は、〈NOT A HOTEL AOSHIMA〉唯一となる平屋建ての独立棟だ。
「プールのある大きなテラスを作り、リビングダイニングの箱と寝室周りの箱を配置したプランです。どちらの箱も天井高は4m。古い倉庫や歴史的建築物のようなスケール感を持たせ、エントランスや廊下も思い切り広く作りました。われながらこんなにスペースを割いちゃっていいのかなと思うほど」
テラスに面した開口部には、高さ4mの木製サッシ。非日常的な存在感に圧倒されるものの、しばらくすると目が慣れて、天窓からの柔らかな光とともに、気持ちもゆるゆるほどけてくる。そんな室内から外に目をやれば、プールから海へとゆるやかに連なる水景のグラデーション。大堀いわく、「海がきれいに見え、なおかつ外からの視線は遮られるように、床レベルを細かく調整しています」
テラスに段差をつけ、その先に目隠しとなる植栽ゾーンを設けることで、水平線だけが視界に入るようにデザインした。さらに、
「居場所をたくさん作ってあるんです。軒の下のアウトドアダイニングや床を掘り下げた東屋、水中のデイベッドも極楽気分ですよ。時間や天候や気分によって、その時いちばん豊かな場所で過ごす。この家ならではの贅沢です」
「プールのある大きなテラスを作り、リビングダイニングの箱と寝室周りの箱を配置したプランです。どちらの箱も天井高は4m。古い倉庫や歴史的建築物のようなスケール感を持たせ、エントランスや廊下も思い切り広く作りました。われながらこんなにスペースを割いちゃっていいのかなと思うほど」
テラスに面した開口部には、高さ4mの木製サッシ。非日常的な存在感に圧倒されるものの、しばらくすると目が慣れて、天窓からの柔らかな光とともに、気持ちもゆるゆるほどけてくる。そんな室内から外に目をやれば、プールから海へとゆるやかに連なる水景のグラデーション。大堀いわく、「海がきれいに見え、なおかつ外からの視線は遮られるように、床レベルを細かく調整しています」
テラスに段差をつけ、その先に目隠しとなる植栽ゾーンを設けることで、水平線だけが視界に入るようにデザインした。さらに、
「居場所をたくさん作ってあるんです。軒の下のアウトドアダイニングや床を掘り下げた東屋、水中のデイベッドも極楽気分ですよ。時間や天候や気分によって、その時いちばん豊かな場所で過ごす。この家ならではの贅沢です」
住宅の穏やかさとホテルが持つ心地いい緊張感。両方がバランスよく融合した独立棟だ。屋内の3倍弱の広さを持つテラスには、プールのほか、焚き火や調理を楽しめるファイアプレイス付きの東屋も。一方の室内は、天井高4mの箱2つで構成されている。箱の1つはリビングダイニング。大きな開口を開け放てば、テラスや海の景色と一体化する。美術館のような白壁も圧巻だ。天窓からの自然光でふんわり覆われた塗りの白は、それだけでうっとりするほど美しい。もう1つの箱は寝室や水回り。テラス&プールに面した主寝室では、起きた瞬間に海辺の景色が目に入る。ロフト付きゲストルームもあり、最大8名まで宿泊可能。サウナやシャワー、水風呂へは、海から直接アクセスできる。
MASTERPIECE
[2LDK 屋内:206.66㎡+テラス:560.72㎡]
【別荘所有】毎年30泊/59,800,000円(1泊換算/40,680円※)[販売終了]
※49年所有の場合。ホテル貸出の収益及び管理費は考慮していません。また、固定資産税・保険料等が別途発生します。
【ホテル利用】1泊/450,000円〜
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