ART
舞台は京都! 水性マジックペンで描く現代の江戸絵画作家、SETSUO KANOが個展を開催中。
September 9, 2022 | Art, Travel | casabrutus.com | text_Aya Hasegawa editor_Keiko Kusano
水性マジックペンのみを用い、無常の世界を描く、SETSUO KANO(加納節雄)。2020年から活動をスタートし、わずか2年で、京都の世界遺産〈東寺〉で個展を開催するなど、多方面から急激に注目を集めている。9月19日まで、通常非公開の東本願寺渉成園〈閬風亭〉で、『MUJO』展を開催中だ。
江戸絵画収集家のバックグラウンドを持つSETSUO KANOは、五感を超えた感性と魂を描くことを目指す表現者だ。誰にとっても身近な画材である水性マジックペンで無常の世界を描くことを信条とし、また、観る人の感性で想いのままに感じてほしいと、作品にはタイトルを付けない。
この7月からは京都の世界遺産や国宝寺院を舞台に連続して個展を実施しており、〈東寺〉(7月19日~8月28日)では『空』をコンセプトに、真言宗御室派総本山〈仁和寺〉(8月10日~8月26日)では『寂』をコンセプトに開催した『MUJO』展は、来場者数が延べ1万人を超えた。
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