ARCHITECTURE
谷尻誠が描くメタバース時代の建築とは? 自身初のバーチャル美術館が完成。
July 9, 2022 | Architecture, Design | casabrutus.com | text_Akio Mitomi
7月16日より始まる『浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA』と連動して、バーチャルフォトフェスティバル『PHOTO ALT(フォトオルト)』が開催中。その舞台は、バーチャル上の美術館〈amana virtual museum〉。当美術館のデザインを担当した〈サポーズデザインオフィス〉の谷尻誠に話を聞いた。
美術界でNFTが話題となっているように、メタバースが表現の舞台となる時代には、写真もバーチャル空間で鑑賞することが当たり前になるかもしれない。そんな未来を予感させるのが『浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO ALT』。アートフォト誌『IMA』を発行する〈アマナ〉主催の『浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA』と連動してスタートする、このバーチャルフォトフェスティバル。会場となる〈amana virtual museum〉をデザインした〈サポーズデザインオフィス〉共同主宰の谷尻誠は、空間作りの意図をこう話す。
「きっかけはスイス・ヴヴェイの芸術祭で、屋外にも写真が展示されているというレポートを読んだことでした。以前から、“アート作品を鑑賞するために、どうしてわざわざ美術館を建てるんだろう?”と疑問に思っていたので、リアルとデジタルの狭間のような空間をデザインしました」
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