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おいしくて美しい“和菓子”10選・名店の定番菓子。
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おいしくて美しい“和菓子”10選・名店の定番菓子。

| Food, Design | casabrutus.com | photo_Junichi Kusaka   text_Yoko Fujimori

今回は東京の名店10軒の「定番」をセレクト。夏の季節、あるいは通年と、長く楽しめるお菓子には店の思いが溢れています。

・〈とらや〉千里の風|寅年にこそ贈りたい、赤坂店限定の一品。

透明感ある羊羹地に虎斑が浮き上がる。さらに美しい模様を出せるよう、現在も日々製法に改良が加えられているそう。生産に限りがあるため、予約がおすすめ。
透明感ある羊羹地に虎斑が浮き上がる。さらに美しい模様を出せるよう、現在も日々製法に改良が加えられているそう。生産に限りがあるため、予約がおすすめ。
2015年に登場した〈中形〉タイプ。虎斑柄のパッケージは〈とらや〉のクリエイティブディレクションを務める〈サン・アド〉によるデザイン。〈千里の風〉中形1,944円。賞味期限:製造から140日。
2015年に登場した〈中形〉タイプ。虎斑柄のパッケージは〈とらや〉のクリエイティブディレクションを務める〈サン・アド〉によるデザイン。〈千里の風〉中形1,944円。賞味期限:製造から140日。
大切な人への贈り物には風格ある竹皮包を。〈千里の風〉竹皮包3,888円。包装紙は屋号の虎の字を4つの鐶(かん)が囲む弁柄色の「鐶虎(かんとら)」紋が配されている。〈とらや 赤坂店〉東京都港区赤坂4-9-22 TEL 03 3408 2331。9時~19時(土日祝9時30分~18時) 毎月6日休(12月を除く)。発送可。
大切な人への贈り物には風格ある竹皮包を。〈千里の風〉竹皮包3,888円。包装紙は屋号の虎の字を4つの鐶(かん)が囲む弁柄色の「鐶虎(かんとら)」紋が配されている。〈とらや 赤坂店〉東京都港区赤坂4-9-22 TEL 03 3408 2331。9時~19時(土日祝9時30分~18時) 毎月6日休(12月を除く)。発送可。
透明感ある羊羹地に虎斑が浮き上がる。さらに美しい模様を出せるよう、現在も日々製法に改良が加えられているそう。生産に限りがあるため、予約がおすすめ。
2015年に登場した〈中形〉タイプ。虎斑柄のパッケージは〈とらや〉のクリエイティブディレクションを務める〈サン・アド〉によるデザイン。〈千里の風〉中形1,944円。賞味期限:製造から140日。
大切な人への贈り物には風格ある竹皮包を。〈千里の風〉竹皮包3,888円。包装紙は屋号の虎の字を4つの鐶(かん)が囲む弁柄色の「鐶虎(かんとら)」紋が配されている。〈とらや 赤坂店〉東京都港区赤坂4-9-22 TEL 03 3408 2331。9時~19時(土日祝9時30分~18時) 毎月6日休(12月を除く)。発送可。
創業約500年、室町時代後期に誕生し、変わらぬ輝きを放ち続ける老舗〈とらや〉。店の代名詞とされる羊羹の中でも、赤坂店でしか買えない商品がある。それが虎斑(とらふ)柄の特製羊羹「千里の風」。言わずもがな、屋号の「虎」にちなんだ知る人ぞ知る定番だ。

平成6(1994)年に社内コンテストから誕生し、当初は意匠の複雑さから「実現は無理」とされていたが、手練れの職人が試行錯誤のすえ新たな技法を生み出し、商品化に至ったのだとか。黄と黒の虎斑模様を意匠化した躍動感あふれる美しさは〈とらや〉の技術と表現力を物語る。

「一日に千里往って千里還る」と言われるように、虎は勇壮で神秘的な気高さを持つ存在。白小豆、手亡豆、福白金時とで作る黄色の地に小豆のこし餡の虎斑が踊り、虎が風を切って走る姿がみごとに再現されている。

虎斑の模様を作る工程はすべて職人の手仕事であり、練り上がったばかりの羊羹を、黄、黒ともにジョウゴで金枠に流し込んで作られる。ねっとりときめ細かな質感からも、老舗が誇る羊羹の味わいを堪能できる。寅年の今年にこそ贈りたい、特別な羊羹だ。

公式サイト
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