京のおやつと箸休め|コーヒーミルク。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

京のおやつと箸休め|コーヒーミルク。

秋の行楽シーズンを迎えた東山で、美味しく進化した大人の “コーヒー牛乳” を発見。コーヒーでもない、ミルクでもない、絶妙な味がじんとしみる。散策の途中に是非おためしを。

左/一般のコーヒー牛乳と違い、甘みはなく、ミルク感が立ちすぎず、コーヒーの風味が際立つ。〈コーヒーミルク〉600円。右/フードプロデューサー・小川弘純氏の監修の元、誕生したオリジナルコーヒー。豆も販売し、1パック(200g)1600円。
八坂神社と清水寺の間に位置する八坂の塔の南側に9月にオープンしたばかりのショップ「日東堂」。併設するコーヒースタンド〈KYOTO COFFEE〉では、深煎り好みの京都に合う5種類の豆をブレンドしたコーヒーを販売し、ドリップコーヒーなど、5種類のメニューを揃えている。

懐かしい姿に魅かれて手にした〈コーヒーミルク〉は、昔ながらのコーヒー牛乳と思いきや、技あり、こだわりありのクオリティ。濃く抽出したオリジナルコーヒーを京都にある〈クローバー牧場〉の特別牛乳で割り、〈日東堂〉のクリエイティブディレクター・水野学氏がデザインしたボトルで提供している。特別牛乳とは、牛の飼育管理、搾乳、生乳の処理を一貫して行い、厳しい検査をクリアした、全国4か所の施設だけで製造されている牛乳のこと。クリーミーなのにさらりとした後味で、コーヒーの柔らかな苦みやコク、香りを引き立てている。

古きものに思いを寄せながら新しき味が感じられ、一気に飲み干すというより、ゆっくり味わいたくなるコーヒー牛乳の進化系。2階にある多目的スペースに移動し、八坂の塔を眺めながら楽しむのも一興だ。
水野学がデザインした紙袋。
コーヒー片手に過ごせる2階の多目的スペース。ガラス張りの二畳の茶室では今後ワークショップも企画。
水野学がデザインした紙袋。
コーヒー片手に過ごせる2階の多目的スペース。ガラス張りの二畳の茶室では今後ワークショップも企画。

日東堂(にっとうどう)

マスキングテープや粘着クリーナーでおなじみの〈二トムズ〉の商品や、日本の細やかな技術にフォーカスした伝統と最先端の道具を取り揃えるセレクトショップ。京都市東山区八坂上町385-4 TEL 075 525 8115。10時~18時。不定休。

にしむらしょうこ

関西在住ライター。京都の老舗から新店の美味、食に関わる人や文化を独自の目線で取材。