FOOD
唐揚げが大人気!? 〈NARISAWA〉のバー|寺尾妙子のNEWSなレストラン。
July 18, 2018 | Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
アーティスティックな食を追求するレストラン〈NARISAWA〉によるバーは、色とりどりのカクテルとともに唐揚げやポテトフライなど、カジュアルな料理が楽しめます。
レストラン〈NARISAWA〉が徒歩2分の場所にバーを出した。てっきりレストランからの2軒目ユース、飲むだけ仕様だと思っていたら、食事もできる。コースのみのレストランとは違って、アラカルト。しかも唐揚げやカレーなど、家庭料理が揃っている。
〈NARISAWA〉といえば、日本でもいち早く「サスティナビリティーとガストロノミーの融合」を掲げ、「世界のベスト50」の常連でもある。そんな店が手がけた〈BEES BAR by NARISAWA〉とは?
〈NARISAWA〉といえば、日本でもいち早く「サスティナビリティーとガストロノミーの融合」を掲げ、「世界のベスト50」の常連でもある。そんな店が手がけた〈BEES BAR by NARISAWA〉とは?
店は完全予約制。それと知らなければ、入りづらい構えのドアを開けると、ほの暗い店内にコの字型のカウンターとテーブル、壁には海や山、森の写真が飾られている。
「これね、全部、使ってる素材の産地の写真なの。最高の利尻昆布が採れる礼文島の海でしょ、備長炭の里の和歌山のウバメガシの森でしょ。それから僕が月に1度、山野草を採りに行く加賀の山の風景の写真もあるし。このバーもレストラン同じで『日本の森、里山』がテーマだから」と成澤由浩。
海産物に含まれるミネラルも元をたどれば、里山から流れてきた水から得られるもの。ワインやウイスキーは森の木を伐採してつくった樽で熟成させるなど、里山は多くの恵みをもたらす源である。そんなメッセージを込めて、カウンターやテーブルには日本各地、各種の木材を使っている。
「これね、全部、使ってる素材の産地の写真なの。最高の利尻昆布が採れる礼文島の海でしょ、備長炭の里の和歌山のウバメガシの森でしょ。それから僕が月に1度、山野草を採りに行く加賀の山の風景の写真もあるし。このバーもレストラン同じで『日本の森、里山』がテーマだから」と成澤由浩。
海産物に含まれるミネラルも元をたどれば、里山から流れてきた水から得られるもの。ワインやウイスキーは森の木を伐採してつくった樽で熟成させるなど、里山は多くの恵みをもたらす源である。そんなメッセージを込めて、カウンターやテーブルには日本各地、各種の木材を使っている。
使う素材は〈NARISAWA〉と一括仕入れ。ほぼ、オーガニックの果物や野菜、国産のジンやウォッカなどをベースにつくるオリジナルカクテルはどれもクリエイティブな趣向に富んでいる。
石川産黒文字や佐賀産シナモンなどを漬け込んだウイスキーベースのものや、岐阜産のニオイコブシやハイネズ、沖縄産月桃の葉などを使った森の風味いっぱいのカクテル。石垣島産ピーチパインや奄美大島産のドラゴンフルーツやマンゴーでつくる、デザートのような一杯。ほか、小松菜やケールなどを使ったノンアルコールの酵素カクテルなどが揃っている。
石川産黒文字や佐賀産シナモンなどを漬け込んだウイスキーベースのものや、岐阜産のニオイコブシやハイネズ、沖縄産月桃の葉などを使った森の風味いっぱいのカクテル。石垣島産ピーチパインや奄美大島産のドラゴンフルーツやマンゴーでつくる、デザートのような一杯。ほか、小松菜やケールなどを使ったノンアルコールの酵素カクテルなどが揃っている。
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illustration Yoshifumi Takeda
寺尾妙子
てらお たえこ 食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。