小寺慶子のレストラン予報|西麻布FORNO 〈フォルノ〉 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

小寺慶子のレストラン予報|西麻布FORNO 〈フォルノ〉

『カーサ ブルータス』2018年7月号より

深夜にランチ感覚でステーキを食べる背徳感にハマるでしょう。

前田牧場 黒毛和牛のステーキ。この日の部位はクリ(100G・3,000円。写真は200G)
彩り野菜とバーニャソースのサラダ(1,000円)、鳥取県産キジハタのフリット(1,000円)。
前田牧場 黒毛和牛のステーキ。この日の部位はクリ(100G・3,000円。写真は200G)
彩り野菜とバーニャソースのサラダ(1,000円)、鳥取県産キジハタのフリット(1,000円)。
肉料理の美味しさを左右するのはまず第一に火入れだ。その熱源にはさまざまな種類があるが、もっとも原始的にして、いま一番アツいのが「薪焼き」。遠赤外線効果を利用しながら焼く炭火に比べて、薪焼きは火との距離が近いのが特徴。水分を多く含んだ生木を使うため、超直火の強火でも肉をふっくらと、みずみずしく焼き上げられるのが最大のメリットだ。

都内のレストランでも、薪焼きのステーキを供する店が増えている。この4月にオープンしたばかりの〈FORNO〉は、"薪焼きスト"として知られる〈TACUBO〉の田窪大祐シェフが監修を務めるステーキハウス。鳥取県の銘柄牛、前田牛を中心に、厳選した和牛の薪焼きに適した部位のみを扱っている。西麻布という場所柄もあって、営業は深夜の3時まで。夜中、突然、肉スイッチが入ったときに"いきなり"極上の薪焼きステーキが味わえるのは、なんとありがたいことか。豪快な調理法にして肉好きの胃袋を歓喜させる潑剌とした旨み。肉の聖地・西麻布の夜がまた活気づきそうだ。
燃え盛る薪の火を眺められるカウンター席は、ひとりステーキを堪能したいときにもぴったり。鳥取県産のマニアックな食材を使った料理も随時登場予定というから楽しみ。

[予算]1人4,500円〜
ステーキは部位にもよるが、100Gで約3,000円から。グラスワイン1杯と前菜1品のオーダーも可。

[予約] 事前に電話を
深夜帯でも電話を1本入れておくと安心。常連になれば、到着時間までに肉を焼いてもらうことも。

[ドレスコード] カジュアルでOK
西麻布らしい隠れ家的な店構えではあるが、サービススタッフもフレンドリーで気楽な雰囲気。

フォルノ

東京都港区西麻布4-11-25 モダンフォルム西麻布パート3 3F TEL 03 6451 1446。18時〜翌3時。日曜休。

小寺慶子

こでらけいこ ファッション誌、レストラン誌などの編集を経て、フリーのライターに。好きな食べ物は1にも2にも肉料理。塊肉を見ると反射的にアドレナリンが放出!