小寺慶子のレストラン予報|池尻大橋〈レッセ フェール〉 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

小寺慶子のレストラン予報|池尻大橋〈レッセ フェール〉

素材重視のモダンな町の中華が人気を集めるでしょう。

右上から時計回りに/足利マール牛と漢方の出汁のしゃぶしゃぶ風、皮つき豚の角煮 菊芋のカダイフとラズベリーの甘酢、オマール海老と春雨、フカヒレステーキの上湯仕立て。
ここ最近の中国料理界の活況ぶりには目を見張るものがあるが、その進化のスピードは、もはや本場をしのぐ勢いといっていい。

6月にオープンした〈レッセ フェール〉は、店名だけ見れば、まるでフレンチのようだが、ここはれっきとした中国料理店。“少量超多皿”の個性派中華として人気を集める、六本木〈虎峰〉の山本雅さんと、もともと親交のあった藤本健太朗さんがタッグを組み、藤本さんが料理長を務める。

レッセ フェールとは“自由放任主義”のこと。相手に干渉されることなく自由に活動するという意味を持つ。これまでの修業先で学んだ広東をベースに独自のエッセンスを盛り込んだ料理は、王道を踏まえつつも自由度高め。八角やナツメを入れた漢方のだしで食べさせる牛しゃぶは酔っ払い海老をアレンジしたもの。豚の角煮にはラズベリーソースを合わせて脂のうま味、芳醇な黒酢の風味を引き立たせる。パンチで魅せるより、素材を生かすのが身上だ。8皿前後の料理が登場するコースが5800円とくれば、この店に“過干渉”にならざるを得ないかも!?
[予算]1人6,000円〜
コースのほかに20時以降はアラカルトメニューも登場。ワインは3,500円〜。

[予約]事前予約がベター
14席の小さな店ゆえ、事前に予約をしたほうが安心。ランチ時の予約は不可。

[ドレスコード]カジュアルでOK
構えはカジュアルな町の中華だが、素材使いや盛りつけの美しさにセンスが光る。
オープンは6月19日。週に3日のランチ営業時には、海南鶏飯やマイルドな辛さの担担麺、蒸し魚などが登場。前菜3種盛りにデザートと中国茶がついて1,600円。

〈レッセ フェール〉

東京都世田谷区池尻1-11-8
TEL 03 6805 3301。18時〜24時(金・土・日のみ12時30分〜13時30分までのランチ営業あり)。水曜休。

レストラン予報士 小寺慶子

こでらけいこ ファッション誌、レストラン誌などの編集を経て、フリーのライターに。好きな食べ物は1にも2にも肉料理。塊肉を見ると反射的にアドレナリンが放出!

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