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東京・白金がバスク化!? 朝食からおいしさ全開〈バスクバル ヒキショウ〉|寺尾妙子のNEWSなレストラン
| Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
東京・白金の一角がバスク村化している。大人気のバスクチーズケーキ店をはじめ、スペイン&フランスのバスク地方の食を提供する店が集まる一画に〈バスクバル ヒキショウ〉が誕生した。
世界有数の美食の地、バスク。スペインとフランスにまたがり、ミシュラン星付き店を多く擁するバスクをテーマにした店が、東京・白金で次々とオープンしている。2015年、バスクを代表する郷土焼き菓子であるガトーバスクを看板商品に据える〈メゾン・ダーニ〉に始まり、2018年にバスクチーズケーキ専門店〈ガスタ〉、そしてこの〈バスクバル ヒキショウ〉、さらに新店も。仕掛け人はシェフパティシエとしてバスクで修業した人物である。
「バスクは食文化が本当に豊か。3つ星もあれば、焼き菓子なども魅力的。バルもそのひとつです。向こうでバルは人々の生活に溶け込んでいて、朝食を出しているお店も多いんです。その文化も知ってほしいと思い、朝食、カフェ、ランチ、夜までお使いいただける1軒をオープンさせていただきました」(メゾンビー代表取締役 戸谷尚弘)
朝食メニューのサラダセットはもちろん、ガレットなども有機無農薬野菜たっぷり。生命力あふれる葉野菜や根菜は口に運ぶだけで、体に力がみなぎってくる。また、コーヒーやお茶類だけでなく、朝からワインの用意もあるなど、幅広い選択肢も魅力だ。
朝食メニューのサラダセットはもちろん、ガレットなども有機無農薬野菜たっぷり。生命力あふれる葉野菜や根菜は口に運ぶだけで、体に力がみなぎってくる。また、コーヒーやお茶類だけでなく、朝からワインの用意もあるなど、幅広い選択肢も魅力だ。
ランチのメインはバスクの家庭料理「アショア」。ジューシーな鹿児島県産さつま純然鶏をベースに国産豚肉と本場お約束の仔牛の3種類のひき肉をハーブやスパイスで煮込み、ピラフと合わせた一品だ。また「こだわりの唐揚げ」150円は1個単位での注文が可能。
朝から14時LOでカフェ利用もできる。すぐそばにある〈ガスタ〉のバスクチーズケーキもここで食べられる。“バスチー” ブームのもととなったスペイン・バスク・サンセバスチャンにある〈ラ・ヴィーニャ〉直伝の製法でつくられた一品。広尾〈ネムコーヒー&エスプレッソ〉から取り寄せる豆で淹れたフルーティーなコーヒーとの相性もいい。
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寺尾妙子
てらお たえこ 食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。
