FOOD
小寺慶子のレストラン予報|参宮橋〈ロク〉
『カーサ ブルータス』2021年1月号より
December 18, 2020 | Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Kayoko Aoki text_Keiko Kodera
スローな空気が流れる街で長く愛され続けるでしょう。
多様な個性を持つ小田急沿線の街のなかでもスローで清々しい空気感に包まれる参宮橋。駅からほど近い場所にオープンしたのが、日だまりのような温かさを感じる、お菓子と料理の店〈roku〉だ。
シェフの笹川慎平さんとパティシエの智香さん夫婦が始めたカウンター6席の小さなお店。店内のショーケースには旬の果物を使った可愛らしいケーキやプリンが並び、テイクアウトも可能だ。
ジビエ料理の先駆け店、〈レストラン マノワ〉で5年修業を積んだシェフとあって、肉や天然魚の扱いはお手のもの。ブーダンノワールやパテ・ド・カンパーニュを詰めたスパイシーな春巻きや卵黄をくずしながら食べるシーフードドリアなど、コース以外のアラカルトメニューもひねりをきかせた料理が揃う。
21時頃に席が空いていれば、ワインとお菓子で至福の時間を過ごすことも。自由度の高いフレンチを楽しんでほしいと、今後は期間限定で “居酒屋営業” も考えているというから楽しみだ。懐深き街の料理店が、体と心を温めてくれる。
シェフの笹川慎平さんとパティシエの智香さん夫婦が始めたカウンター6席の小さなお店。店内のショーケースには旬の果物を使った可愛らしいケーキやプリンが並び、テイクアウトも可能だ。
ジビエ料理の先駆け店、〈レストラン マノワ〉で5年修業を積んだシェフとあって、肉や天然魚の扱いはお手のもの。ブーダンノワールやパテ・ド・カンパーニュを詰めたスパイシーな春巻きや卵黄をくずしながら食べるシーフードドリアなど、コース以外のアラカルトメニューもひねりをきかせた料理が揃う。
21時頃に席が空いていれば、ワインとお菓子で至福の時間を過ごすことも。自由度の高いフレンチを楽しんでほしいと、今後は期間限定で “居酒屋営業” も考えているというから楽しみだ。懐深き街の料理店が、体と心を温めてくれる。
小寺慶子
こでらけいこ 肉を糧に生きる肉食系ライターとして雑誌やWebに執筆。最近は、ふらりと行ける “焼鳥” めぐりがブーム。六本木の〈鶏繁〉は、焼鳥も餃子も美味!