小寺慶子のレストラン予報|豪徳寺〈オールド ネパール トーキョー〉 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

小寺慶子のレストラン予報|豪徳寺〈オールド ネパール トーキョー〉

『カーサ ブルータス』2020年10月号より

ネパール料理の新機軸が新たな食文化を紡ぐでしょう。

ダルバート(写真の料理は2,700円の夜限定コースの一例)。
スイカ サデコ、ポークチョエラ、葉ニンニクのアチャール、鮎のフライと胡瓜とコリアンダーのアチャール。
隣国の中国やインド料理の多様性に注目が集まるなかで、ややニッチなイメージを抱かれがちだったネパール料理が飛躍の時を迎えている。その先頭を行くのが、大阪から東京・豪徳寺に進出した〈OLD NEPAL TOKYO〉。オープン間もないが、牧歌的な街の人の流れを変えるほどの勢いには目を見張るものがある。

大阪でダルバート専門店とスパイス販売店を営む店主の本田遼さんが新天地で目指すのは、シンプルなスパイス使いで食材を生かすネパール料理の基本を守りながら酸味や塩味を軸に五味のバランスを計算し、モダンに昇華させた「レストランの味」だ。ネパール料理は「カジャ」と呼ばれる軽食と白飯などの主食と食べる「カナ」に分類されるが、ここではカレーや豆のスープ、アチャールが盛りつけられた “レストランのダルバート” を中心に、夜はワインとの相性もぴったりなカジャが登場するコースも供する。

滋味深いネパール料理の可能性を引き出す圧倒的手腕が、日本のスパイス文化のさらなる盛り上がりを予感させる。
オープンは7月9日。1人1ダルバートが基本で、コースの予約のみInstagram(@oldnepal_tokyo)で受け付けている。ダルバートの予約は不可で混雑時は行列を避けるため記帳制。

[予算]夜は1人3,000円〜

ダルバートは選ぶカレーの種類にもよるが1,100円〜。ワインは白とオレンジのみ。グラス700円〜。

[予約]コースは要予約

ランチ、ディナーともに提供しているダルバートは予約不可。ダルバートを含む夜のコースは要予約。

[ドレスコード]カジュアルでOK

豪徳寺の商店街にある店はアットホームな雰囲気。夜はカジュアルシックな装いで出かけたい。

〈OLD NEPAL TOKYO(オールド ネパール トーキョー)〉

東京都世田谷区豪徳寺1-42-11 TEL 03 6413 6618。11時30分〜14時30分LO、18時〜21時LO。火曜・月曜夜休。19席。

こでらけいこ

肉を糧に生きる肉食系ライターとして雑誌やWebに執筆。最近の趣味はひとり焼肉をしながら食べ物回文を考えること。「焼肉の国、来や!」(駄作)。

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