FOOD
世界で人気の日本酒蔵元がブルゴーニュワインを造ったら?
May 2, 2020 | Food | casabrutus.com | text_Rie Nishikawa editor_Keiko Kusano
〈醸し人九平次〉で知られる萬乗醸造がフランス、ブルゴーニュに所有する〈ドメーヌ・クヘイジ〉のワインをリリース。ドメーヌ初のブルゴーニュワイン4種と自社米から手掛ける日本酒とのシリーズ「テロワール・クヘイジ」を発表、予約がスタートした。
〈醸し人九平次〉といえば1997年の発売以降、パリのミシュラン3つ星レストランやパラスホテルなどで提供され、国内外の日本酒人気をリードする銘柄。
日本酒の欧米進出を実現し、〈醸し人九平次〉を手掛けた萬乗醸造の15代目久野九平治がさらなる日本酒の進化を求めた先はワインだった。
日本酒の欧米進出を実現し、〈醸し人九平次〉を手掛けた萬乗醸造の15代目久野九平治がさらなる日本酒の進化を求めた先はワインだった。
米とブドウ、素材は異なるものの、日本酒とワインは同じ醸造酒である。
「ブドウの状態によって毎年異なる仕上がりを見せるワイン。ワイン造りで最も大切にされているテロワール=土地や土壌との関わりを日本酒でも意識しなければ、本当の酒造りと言えないのではないか。テロワールを伝えずして、真の味わいを届けることは不可能ではないか」(久野九平治談)
テロワールとは風土であり、その土地の環境そのもの。テロワールが農作物やワインの味を左右する。
萬乗醸造は2013年にフランスでのワイン造りを開始。既存のワイナリーを買収するのではなく、一から設計、経験し、7年の時を経て、ついに〈ドメーヌ・クヘイジ〉初のブルゴーニュワイン4種類のリリースとなった。
「ブドウの状態によって毎年異なる仕上がりを見せるワイン。ワイン造りで最も大切にされているテロワール=土地や土壌との関わりを日本酒でも意識しなければ、本当の酒造りと言えないのではないか。テロワールを伝えずして、真の味わいを届けることは不可能ではないか」(久野九平治談)
テロワールとは風土であり、その土地の環境そのもの。テロワールが農作物やワインの味を左右する。
萬乗醸造は2013年にフランスでのワイン造りを開始。既存のワイナリーを買収するのではなく、一から設計、経験し、7年の時を経て、ついに〈ドメーヌ・クヘイジ〉初のブルゴーニュワイン4種類のリリースとなった。
また日本酒も同様に、兵庫県黒田庄で酒米の自家栽培を行い、この春には自社水田のそばに蔵を完成させ、醸農一体のスタイルでの新たな日本酒づくりがスタートしたという。
テロワールから醸す。同じテーマから生まれた日本酒、白ワイン、赤ワインを手掛ける蔵は世界唯一だ。それぞれの風土を存分に味わいたい。
「テロワール・クヘイジ」は、2020年5月24日より順次発売。第1弾はワイン1種と日本酒1種のセットで以後、組み合わせを変えて順次発売予定。
「テロワール・クヘイジ」は、2020年5月24日より順次発売。第1弾はワイン1種と日本酒1種のセットで以後、組み合わせを変えて順次発売予定。