行列必至のわらびもちとかき氷を〈甘味処 甘寛〉で|寺尾妙子のNEWSなレストラン | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

行列必至のわらびもちとかき氷を〈甘味処 甘寛〉で|寺尾妙子のNEWSなレストラン

絶品の甘味を揃えた〈甘味処 甘寛〉が下北沢にオープン! 手作り&できたての甘味は京都の名店のDNAを受け継いでいる。

「あんみつ」850円(以下、すべて税込)。寒天は抹茶、黒糖、和三盆糖の3種の風味。粒あん、白玉、栗、みかん、あんず、チェリー添え。
2019年2月、下北沢に誕生した〈甘味処 甘寛(あまひろ)〉は甘味界きっての名店〈ぎおん徳屋〉のDNAを受け継ぐ店。スイーツ好きなら、ぜひともチェックしたい1軒だが、できるだけ早く行った方がいい。そう遠くないうちに行列ができるはずだから。

店主、青山真浩は〈ぎおん徳屋〉の祇園本店で技術を身につけ、原宿店で2009年のオープン時から2017年の閉店まで店長を務めた。

「自分がこれまでやってきた通り、上質な素材にこだわって手作りしたものを、できたてで出しています」(青山)

「あんみつ」のようなスタンダードな甘味でも、初めて出会うような衝撃がある。とよみ大納言を使った香り豊かでコクのあるあん、はったい粉(大麦を炒った粉)入りでもっちりと弾力のある白玉など、一品を構成するパーツそれぞれが力強い個性を放っているのだ。パーツ単体でも、全部一緒でもおいしいのがすごいところだ。
中央に氷をあしらい、お花のように並んだ「生わらびもち」1,080円。焙煎の深さが異なる大豆をブレンドしたきな粉、自家製黒蜜添え。
看板メニューは「生わらびもち」。国産本わらび粉100%使用をしていて、ツヤツヤ、練りたて、とろ〜んとやわらかな食感はほぼ飲み物! ギリギリいっぱいの水分量で練った職人技に圧倒される。
「甘寛セット(ぜんざい又はおしるこ)」1,100円。写真はぜんざい。きな粉、海苔、甘醤油、シソの実。フタ付き容器に入ったお湯に、おもちをくぐらせるときな粉がつきやすい。
京都のおもち屋さんから取り寄せているおもち。もち米の旨みがギュッと濃縮されている。
「甘寛セット(ぜんざい又はおしるこ)」1,100円。写真はぜんざい。きな粉、海苔、甘醤油、シソの実。フタ付き容器に入ったお湯に、おもちをくぐらせるときな粉がつきやすい。
京都のおもち屋さんから取り寄せているおもち。もち米の旨みがギュッと濃縮されている。
「生わらびもち」と並ぶ、人気の「甘寛セット」は、おもちを数種のテイストで味わえるお得なセットだ。小さくカットされたおもち6切れを、テーブルにセットされたミニコンロで焼いて、海苔で巻いたり、きな粉につけたり、ぜんざい又はお汁粉に入れて楽しむ。

実はビールも置いてあるので、磯辺焼きをつまみに一杯やるという手も。また、2人で来て、これと「生わらびもち」をシェアするのもおすすめだ。
かき氷一番人気「かき氷 練乳」900円。牛乳とザラメを煮詰めたシロップをかけ、ピンクのあられをパラリ。ほか、宇治抹茶、和三盆、番茶ミルクティーなど。
通年メニューのかき氷は8種。これに春先なら桜やイチゴなど、季節のフレーバーが加わる。かなりのボリュームだが、フワッフワの氷が軽やかで、シロップのほどよい甘みのバランスが際立つ。
テーブル12席、カウンター3席。ノスタルジックな喫茶店風のインテリア。
大好きな竹久夢二の絵をバックに立つ店主、青山真浩。1978年、東京生まれ。美術業界のサラリーマンを経て、2004年に京都〈ぎおん徳屋〉で甘味の世界に。2009年〜2017年原宿〈ぎおん徳屋〉店長、2019年2月〈甘味処 甘寛〉オープン。
テーブル12席、カウンター3席。ノスタルジックな喫茶店風のインテリア。
大好きな竹久夢二の絵をバックに立つ店主、青山真浩。1978年、東京生まれ。美術業界のサラリーマンを経て、2004年に京都〈ぎおん徳屋〉で甘味の世界に。2009年〜2017年原宿〈ぎおん徳屋〉店長、2019年2月〈甘味処 甘寛〉オープン。
大正ロマン風の内装も青山が手がけたという。

「当時のお嬢さんが学校帰りに立ち寄るお店をイメージしました」

ノスタルジックで新しい。甘味の聖地がまたひとつ、誕生した。

〈甘味処 甘寛(あまひろ)〉

東京都世田谷区北沢2-9-24 博雅ビル2F TEL 03 6804 9287。12時〜20時30分LO。月曜休(祝日の場合は営業、翌火曜休)。甘味800円〜、かき氷900円〜。抹茶500円、ビール中瓶700円(すべて税込)。

寺尾妙子

てらおたえこ  食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。