〈ルイ・ヴィトン〉で、篠山紀信の名作『シルクロード』を鑑賞する。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

〈ルイ・ヴィトン〉で、篠山紀信の名作『シルクロード』を鑑賞する。

1980年代の篠山紀信の名作『シルクロード』シリーズ。その膨大な写真を新たな切り口で編纂した写真集の刊行を記念し、〈ルイ・ヴィトン〉新宿店、六本木店で特別展示が行われている。

ルイ・ヴィトンが毎年発行しているフォトブック『ファッション・アイ』シリーズ。このシリーズは、ファッション・フォトグラファーのレジェンドから才能ある若手までの作品を新たな観点で編纂し美しい装丁でまとめたもので、2016年から毎年5タイトルが刊行されている。今月、その最新5タイトルがまとめて発売となったのだが、シリーズ初の日本人として名を連ねたのが、篠山紀信だ。
フォトブック『ファッション・アイ』シリーズ。2018年は、オリビエーロ・トスカーニ、ハーリー・ウィアー、ポール・ルーストー、クエンティン・デ・ブリエ、そして篠山紀信の作品集が登場。
東京生まれの篠山紀信がシルクロードを撮影したのは、ちょうど日本でシルクロード・ブームが沸き起こった1980年代のこと。シルクロードを経由した品々が今でも納められている正倉院のある奈良を出発点に、中国、パキスタン、アフガニスタン、イラン、シリアなど計14カ国を訪れた。その膨大な記録は全8巻の壮大な写真集『シルクロード』(集英社)にまとめられ、1981年から1982年にかけて発表された。
〈ルイ・ヴィトン〉新宿店では、「Women of Silk Road」をテーマに、赤を中心としたカラーの作品を展示。
『シルクロード by 篠山紀信』より、韓国の伝統民俗芸能の歌語り「パンソリ」の様子を捉えた一枚。
〈ルイ・ヴィトン〉新宿店2階の展示の様子。
〈ルイ・ヴィトン〉六本木店での展示の様子。
〈ルイ・ヴィトン〉新宿店では、「Women of Silk Road」をテーマに、赤を中心としたカラーの作品を展示。
『シルクロード by 篠山紀信』より、韓国の伝統民俗芸能の歌語り「パンソリ」の様子を捉えた一枚。
〈ルイ・ヴィトン〉新宿店2階の展示の様子。
〈ルイ・ヴィトン〉六本木店での展示の様子。
初版発行から30年以上が経ち、入手困難となっていた同シリーズを新たな視点で見直し、編纂し直したのがエディターのパトリック・レミーだ。膨大なアーカイヴから約140作品を収録し、『ファッション・アイ』シリーズの中でも突出して多い、計304ページとなる一冊が出来上がった。その新鮮な切り口は、篠山自身も大いに満足させる仕上がりとなった。
『シルクロード by 篠山紀信』より、アフガニスタンとパキスタンをつなぐカイバル峠の風景。
『シルクロード by 篠山紀信』より。
『シルクロード by 篠山紀信』より。
『シルクロード by 篠山紀信』より、アフガニスタンとパキスタンをつなぐカイバル峠の風景。
『シルクロード by 篠山紀信』より。
『シルクロード by 篠山紀信』より。
アフガニスタンのバーミヤン大仏、パルミラの古代都市、シリアのアレッポの青空市場など、戦禍や暴力によって現在は失われてしまった場所も、本書の中には収められている。貴重な記録としても価値のある一冊、ぜひ展示とともに店頭でご覧いただきたい。

『LOUIS VUITTON FASHION EYE SILK ROAD by 篠山紀信』

5,700円。

『LOUIS VUITTON FASHION EYE SILK ROAD by 篠山紀信』発売記念 SPECIAL DISPLAY

〜11月20日。〈ルイ・ヴィトン〉六本木ヒルズ店:12時〜21時。〈ルイ・ヴィトン〉新宿店:11時〜20時(ただし11月17日は15時まで。16〜18日はすべての作品を見ることができない場合がある)。