デザインノートから振り返る〈アンダーカバー〉25年史。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS
高橋盾が文化服装学院時代に友人と〈アンダーカバー〉を始めて今年で25周年。それを記念して、大規模な回顧展がスタートした。『LABYRINTH OF UNDERCOVER』と題して、コレクションアーカイブ約100点を中心に、映像、ドール、絵画などが、大小さまざまな空間に次々に展開される。まさにラビリンス(迷路)の中を歩くような感覚で、複雑に絡み合う多面的なクリエイションが体感できる展覧会だ。

【2007 SS】 “PURPLE”

これまでの〈アンダーカバー〉には見られなかった官能的でラグジュアリーな女性像を打ち出し、転換点となったコレクション。デザインノートを描くようになったのもこの2年前から。
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写真上のドレスのデザイン画。左ページのスカル形にカットされたオーガンジーがドレス全体に配置された。
そこで、本誌では特別に高橋盾のデザインノートを公開。コレクションごとに1冊作られるA4サイズの分厚いノートに、〈ロットリング〉のシャープペンシルを使って細部まで丁寧に描かれたデザイン画は、それだけでも作品のようだ。ただし、デザイン画は当初から描かれていたわけではなく、初期はMacでテキスタイルを描いて立体裁断で組み立てたり、ベーシックなアイテムを解体して再構築した服作りなどを行っていたという。デザイン画を手描きするようになったのは、2005年SSから。いわく「かなり細かく描くので、コンピューターでは限界があるし、紙とペンのほうが自由に発想が広がりますから」。

デザインノートの一部は展覧会でも展示される。実際の衣装と照らし合わせると、〈アンダーカバー〉のクリエイションの秘密と過程が、より垣間見られるはずだ。

【2009 SS】 “GRACE”

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「GRACE」というクリーチャーのドールを製作し、それを映画のワンシーンのように撮影した写真集でコレクションを表現したシーズン。「GRACE」のドールは展覧会でも展示される。
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「GRACE」のスケッチ。全体のフォルムから、首元の可動域、サイズまで事細かに描かれている。

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