20世紀に考案された「未来の住まい」を再考する展覧会が開催中。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

20世紀に考案された「未来の住まい」を再考する展覧会が開催中。

過去に創作された前衛的かつラディカルな「未来の住まい」のアイディアを振り返りながら、これからの住まいのあり方を考える展覧会が、ロンドンの〈デザインミュージアム〉にて開催中。

地上に張り巡らされたグリッドシステムSupersurfaceにプラグインするノマド的な暮らし方を提案したSuperstudioのフォトモンタージュ。(1971)
20世紀中ごろの第二次世界大戦からの復興期、「未来の都市や住まいはどうなるのか」という想像豊かなアイディアが世界各地で生まれた。そしてその当時の「未来」にあたる現在、こうしたアイディアは現実化したのだろうか?

会場に並ぶ展示物は150点あまり。アーキグラム、スーパースタジオ、ピーター&アリソン・スミソン、ジョエ・コロンボ、ヴァーナー・パントン、エットーレ・ソットサス、エンツォ・マーリなどなど、コンピューターがない時代に創作されたドローイングやプロトタイプ、映像など、今も「未来的」という表現がしっくりくる作品が集められている。具体的に現実化した時代を見越した作品もあれば、間接的に影響を与えたものもあり、いずれもなかなか興味深い。


今回、展覧会のパートナーが〈イケアミュージアム〉ということで、〈イケア〉のイノベーションラボ 〈SPACE10〉と、ニューヨークのクリエーターユニットAnton & Irene によるプロジェクト「One Shared House 2030 — 2030年のシェアハウス」の展示もある。2030年までに世界人口が12.6億人増加すると予想されるなか、より良くより持続可能な暮らし方を探ろうという、考えさせられる内容になっている。
アーキグラムのウォレン・チョークとロン・ヘロンが1969年に発表したリモコン式オーディオビジュアル・エンターテイメント・ロボット〈マンザック〉(1969)。
ジョー・コロンボが1963年にデザインしたミニキッチン。
エンツォ・マーリが1974年に発表したセルフメイドできる家具シリーズより。
アーキグラムのウォレン・チョークとロン・ヘロンが1969年に発表したリモコン式オーディオビジュアル・エンターテイメント・ロボット〈マンザック〉(1969)。
ジョー・コロンボが1963年にデザインしたミニキッチン。
エンツォ・マーリが1974年に発表したセルフメイドできる家具シリーズより。

『Home Futures』

〈Design Museum〉
224-238 Kensington High Street, London TEL 44 20 3862 5900。〜2019年3月24日。14.50ポンド。