カーサ ブルータス創刊20周年記念イベント「夢のネコムーランド」 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

カーサ ブルータス創刊20周年記念イベント「夢のネコムーランド」

『カーサ ブルータス』2018年11月号より

青山通り沿いのアートスポット、丹下健三の設計による〈草月会館〉のロビーに設えられた、イサム・ノグチの石庭「天国」で、猫村さんのモバイル茶室プロジェクト「夢のネコムーランド」をお披露目します。日程は11月3日(土)4日(日)の2日間。『カーサ ブルータス』の創刊20周年イベントで、夢の茶室を一緒に楽しみませんか?

「天国」に「夢のネコムーランド」が出現! 花入れには草月流 倉田康治がピンポン菊と鉄線を生けた。軸は「猫の夢」。
「みんなで作っていろんな人が集まれるお茶室があったらステキよね~」カーサ ブルータス編集部のパートタイマー・猫村ねこの、こんなひと言から始まった「夢のネコムーランド」。今年の春、人気連載「カーサの猫村さん」が第100回を迎えた記念として特集の編集長を任された猫村さんが、人気クリエイターたちと企画した夢の茶室空間だ。誌上で紹介して以来、編集部には「実物を見たい!」の声が続々。それに応え、11月3日・4日に行われるカーサ ブルータス創刊20周年記念イベントで、ついに公開することとなった。

お披露目の舞台は、東京・赤坂の〈草月会館〉内にある石造りの吹き抜けロビー「天国」。〈草月会館〉は1977年に建てられた丹下健三の名建築で、「天国」は世界的彫刻家イサム・ノグチが手がけた傑作のひとつ。ピラミッドのような石の段で構成された広場には自然光が降り注ぎ、随所に水が流れている。もともと東京における実験的な文化発信地として創設されたこのダイナミックな空間は、1960年代のアートシーンをリードした「草月アートセンター」の本拠地として一世を風靡。トム・サックスなど現代アートとも相性がよく、さまざまな分野のクリエイターに愛されている。

さてそんな場所に出現する「夢のネコムーランド」も当代人気のクリエイターが集まってつくったもの。バラバラに分解して三輪車で運べるモバイル茶室は、長坂常率いる〈スキーマ建築計画〉が設計。茶道具をしまう茶箱は〈ルイ・ヴィトン〉製で、茶事を彩る道具は、〈ミナ ペルホネン〉〈AMETSUCHI〉〈マルニ木工〉〈ヤエカ〉という豪華クリエイター陣が手がけている。イベント当日は、これらのアイテムはもちろん、〈メディコム・トイ〉による身長80cmの猫村さんフィギュアも登場‼ 茶室もフィギュアも四方からぐるりと鑑賞できるし、2階のカフェから見下ろせば、石と水と光に囲まれた楽園のような「夢のネコムーランド」に胸がキューン。
Jo Nagasaka【茶室】 組立式で、分解すればどこへでも運べるモバイル茶室。考案したのは〈スキーマ建築計画〉の長坂常だ。ビニールハウス用のパイプと紙管を組み立てて自立させ、床に2畳分の琉球ゴザを敷くスケルトンスタイル。手前には蚊帳生地の御簾(みす)を垂らして躙(にじ)り口とした。運搬用の特注三輪車のほか、4分の1サイズの模型(写真)も展示。
LOUIS VUITTON【茶箱】 茶道具を詰め込んだ「茶箱」は、旅行用トランクの老舗ブランド〈ルイ・ヴィトン〉製。宝石用のケース《コフレ・トレゾール》に、猫村さんの顔や肉球をスペシャルペインティングした。鉛筆描きと見まごうリアルな描線は、墨色の絵の具で手描きしたもの。アーティストの職人技が光る逸品に仕上がった。蓋にNecoの名前入り!
minä perhonen【帛紗】 茶道具を包む仕覆(しふく)や帛紗(ふくさ)は、〈ミナ ペルホネン〉が担当した。生地はすべて〈ミナ ペルホネン〉のアーカイブを使用。パッチワーク仕立ての帛紗はシックな色でまとめつつ、織りや刺繍、プリントなどのさまざまなテクスチャーを重ね合わせている。茶杓や茶入れなどの仕覆は、猫村さん愛用の茶道具にあわせ、1点ずつ手縫いで制作。
AMETSUCHI【茶碗】 猫村さんの手にあわせた小ぶりの抹茶茶碗は、京都の陶芸家〈AMETSUCHI〉の芦田尚美が制作。薄くて口あたりがよく丈夫な磁器製だ。猫村ピンクと黒の2色使いで、境目には山の稜線が描かれているほか、見込み(茶碗の内側の底)には猫村さんの顔。高台に刻まれたAMETSUCHIとほしよりこのダブル銘にも注目して。
MARUNI【猫村椅子】 茶室の亭主席に置かれるのは、猫村さん愛用の猫村椅子。工芸の工業化をモットーにする広島の家具メーカー〈マルニ木工〉が再現した。制作には機械も使われているが、最後の仕上げは人の手仕事。ベテラン職人がサンドペーパーで磨きをかけ、座面から丸みのある脚先まですべすべに仕上げている。メープル材で高さは32cm。
YAECA【エプロン】 猫村さんのトレードマーク、エプロンはシンプルなシャツやコートで人気のブランド〈ヤエカ〉製。オリジナルのシャツ生地の中から、肌ざわりのいいコットン生地を選び、ピンクに染色。豪華なフリルまですべて手縫いで仕上げた。紐はいつもの縦結びがパリッと決まるよう細めにデザイン。ほしよりこがNecoの文字を手描きして完成!
<strong>Jo Nagasaka【茶室】</strong> 組立式で、分解すればどこへでも運べるモバイル茶室。考案したのは〈スキーマ建築計画〉の長坂常だ。ビニールハウス用のパイプと紙管を組み立てて自立させ、床に2畳分の琉球ゴザを敷くスケルトンスタイル。手前には蚊帳生地の御簾(みす)を垂らして躙(にじ)り口とした。運搬用の特注三輪車のほか、4分の1サイズの模型(写真)も展示。
<strong>LOUIS VUITTON【茶箱】</strong> 茶道具を詰め込んだ「茶箱」は、旅行用トランクの老舗ブランド〈ルイ・ヴィトン〉製。宝石用のケース《コフレ・トレゾール》に、猫村さんの顔や肉球をスペシャルペインティングした。鉛筆描きと見まごうリアルな描線は、墨色の絵の具で手描きしたもの。アーティストの職人技が光る逸品に仕上がった。蓋にNecoの名前入り!
<strong>minä perhonen【帛紗】</strong> 茶道具を包む仕覆(しふく)や帛紗(ふくさ)は、〈ミナ ペルホネン〉が担当した。生地はすべて〈ミナ ペルホネン〉のアーカイブを使用。パッチワーク仕立ての帛紗はシックな色でまとめつつ、織りや刺繍、プリントなどのさまざまなテクスチャーを重ね合わせている。茶杓や茶入れなどの仕覆は、猫村さん愛用の茶道具にあわせ、1点ずつ手縫いで制作。
<strong>AMETSUCHI【茶碗】</strong> 猫村さんの手にあわせた小ぶりの抹茶茶碗は、京都の陶芸家〈AMETSUCHI〉の芦田尚美が制作。薄くて口あたりがよく丈夫な磁器製だ。猫村ピンクと黒の2色使いで、境目には山の稜線が描かれているほか、見込み(茶碗の内側の底)には猫村さんの顔。高台に刻まれたAMETSUCHIとほしよりこのダブル銘にも注目して。
<strong>MARUNI【猫村椅子】</strong> 茶室の亭主席に置かれるのは、猫村さん愛用の猫村椅子。工芸の工業化をモットーにする広島の家具メーカー〈マルニ木工〉が再現した。制作には機械も使われているが、最後の仕上げは人の手仕事。ベテラン職人がサンドペーパーで磨きをかけ、座面から丸みのある脚先まですべすべに仕上げている。メープル材で高さは32cm。
<strong>YAECA【エプロン】</strong> 猫村さんのトレードマーク、エプロンはシンプルなシャツやコートで人気のブランド〈ヤエカ〉製。オリジナルのシャツ生地の中から、肌ざわりのいいコットン生地を選び、ピンクに染色。豪華なフリルまですべて手縫いで仕上げた。紐はいつもの縦結びがパリッと決まるよう細めにデザイン。ほしよりこがNecoの文字を手描きして完成!
肉球マッサージは披露できないけれど、猫村さんの得意料理ネコムライスやネコムラムネード、かわいい猫村グッズもあれこれ揃え、精一杯おもてなしする所存。猫村さんの夢を一緒に体感すべく、ぜひ遊びに来てください!

Casa BRUTUS創刊20周年記念イベント|夢のネコムーランド

開催日:11月3日(土)・4日(日)の2日間。11時~18時。入場無料。
場所:〈草月会館〉●東京都港区赤坂7-2-21(東京メトロ青山一丁目駅徒歩5分)。1F草月プラザ 石庭「天国」、M2Fカフェ〈connel coffee〉、2F談話室。

〈草月会館〉丹下健三
〈草月会館〉は、丹下健三による1977年竣工の名建築。70年代の丹下建築に多く表れるカーテンウォール構造のうち、今も都内に残る貴重な作品で、ハーフミラーを使った外装に赤坂御所や青山通りの緑が映るよう設計されている。

「天国」イサム・ノグチ
その館内に広がる吹き抜けのロビーが、彫刻家イサム・ノグチの石庭「天国」。いけばな草月流の初代家元・勅使河原蒼風がノグチに依頼し、“花と水と石の庭”として78年につくられた。この「天国」を見下ろす中2階には、nendoが改装を手がけたカフェ〈connel coffee〉もある。