理想の見本市を追求した『インテリア ライフスタイル』展に注目! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

理想の見本市を追求した『インテリア ライフスタイル』展に注目!

5月30日から東京ビッグサイトにて行われる、毎年恒例の見本市『インテリア ライフスタイル』展。今回はフリーランスのバイヤーとして活躍するmethod(メソッド)の山田遊がアトリウム・ディレクターに就任。設計事務所 ima(イマ)の小林恭+小林マナとともに、理想の見本市を作り上げる。

設計事務所 ima(イマ)の小林恭+小林マナとともに、アトリウム空間をディレクションするmethod(メソッド)の山田遊(中央)。足元にあるのは、会場に使用するオリジナルスツールだ。
『インテリア ライフスタイル』展の会場入口で多くの来場者を迎え入れるアトリウムは、毎回、独自のテーマを掲げる注目のエリアだ。今回のテーマは「For Here or To Go?」。これは「ここで食べるか、持ち帰るか」を聞くファストフード店でのお馴染みのフレーズだが、「商談をここで詰めるのか、社内に持ち帰るのか」を問い直す意味が込められている。

今年から2年連続でアトリウム・ディレクターを務める山田遊は、ネットでさまざまな情報が手に入る今だからこそ、合同展示会のあり方が根本的に問われていると話す。

「昔は本当に“展示会に行かないと情報が集まらない”という時代でしたが、今は一定の知識さえあれば、極端な話、行かなくても事足りるようになってきています。それでもフェイス・トゥ・フェイスで話ができるリアルのよさは必ずあるので、それを突き詰めて考えてみました」
福岡県大川市の丸惣が手がけるデスク専門ブランド〈FIEL〉。山田自身が現地で目にし、すぐに出展を促したというカラフルなスチールレッグの新作家具は、2017年の「Young Designer Award」を受賞した西尾健史(DAYS.)によるもの。
フランス・パリから初出展の〈PAPIER TIGRE〉は、カラフルで遊び心あふれるプロダクトが人気のステーショナリーブランド。新作の手帳のほか、日本のものづくりとコラボした新作プロダクトを発表予定だ。
木製漆器の老舗メーカー〈SEKISAKA〉も初出展。サム・ヘクト&キム・コリンによる〈インダストリアル・ファシリティ〉とのコラボレーションや、2組のデザイナーOyとMUTEとの新作が登場。伝統的なお椀の形を応用した蓋付きの収納容器で、住宅のさまざまなシーンでの活用を想定している。
アトリウムのメインビジュアルを担当するのは池田充宏(DRAWER inc.)。ポップなポスターがアトリウムの各所を彩る。
4月のミラノサローネで発表されたばかりの帆布メーカー〈タケヤリ〉と〈フェイ・トゥーグッド〉とのコラボレーションによるソファもMOVEMENTゾーンに登場。アルファベット“ABCD”をモチーフにしたクッションにロープを組み合わせたシンプルな構造が目を引く。
福岡県大川市の丸惣が手がけるデスク専門ブランド〈FIEL〉。山田自身が現地で目にし、すぐに出展を促したというカラフルなスチールレッグの新作家具は、2017年の「Young Designer Award」を受賞した西尾健史(DAYS.)によるもの。
フランス・パリから初出展の〈PAPIER TIGRE〉は、カラフルで遊び心あふれるプロダクトが人気のステーショナリーブランド。新作の手帳のほか、日本のものづくりとコラボした新作プロダクトを発表予定だ。
木製漆器の老舗メーカー〈SEKISAKA〉も初出展。サム・ヘクト&キム・コリンによる〈インダストリアル・ファシリティ〉とのコラボレーションや、2組のデザイナーOyとMUTEとの新作が登場。伝統的なお椀の形を応用した蓋付きの収納容器で、住宅のさまざまなシーンでの活用を想定している。
アトリウムのメインビジュアルを担当するのは池田充宏(DRAWER inc.)。ポップなポスターがアトリウムの各所を彩る。
4月のミラノサローネで発表されたばかりの帆布メーカー〈タケヤリ〉と〈フェイ・トゥーグッド〉とのコラボレーションによるソファもMOVEMENTゾーンに登場。アルファベット“ABCD”をモチーフにしたクッションにロープを組み合わせたシンプルな構造が目を引く。
アトリウム会場構成を担当するのは、設計事務所 ima(イマ)の小林恭+小林マナ。これまでにも同展の会場構成やサイン計画などにさまざまな形で関わってきた彼らだが、今回は山田からの徹底的なバイヤー目線を取り入れながら、大胆にも入口付近にカフェを設置。会場を見て回るだけでなく、来場者と出展者が気軽に話をしながら、その先の買い付けや企画などにつながるコミュニケーションを促す場を随所に配置する。

「通常は奥にあった、休憩メインのカフェを手前に持ってくることで、“For Here or To Go? ”というコンセプトも非常に明快になりました。また、会場の随所にオリジナルスツールやスタンディングテーブルを設けて、居心地がよく、おしゃべりや商談をしやすい環境をつくっています」(小林マナ)
動線を縛らず、自由に見て回れるフラットなアトリウム空間の見取り図。一般的な正方形の展示ブースを横長に変更し、間口を広く、さまざまなプロダクトが目に入りやすい工夫がされている。
さらに、各ブースにはひと目でわかる写真付きのサインボードを設置。こうして来場者目線で、展示会の在り方を徹底的に見直す形で、最新の理想的な展示空間が登場する。家具はもちろん、インテリア小物からテキスタイル、ファッションアイテム、フードなど暮らしを彩るさまざまなアイテムが並ぶアトリウムを中心に、最新のデザインに触れることができる見本市。業界関係者は、名刺をエントリーすれば誰でも参加できるので、ぜひ気軽に訪れてみたい。

インテリア ライフスタイル2018

〈東京ビッグサイト〉西1・2・3・4ホール+アトリウム。

東京都江東区有明3-11-1
。5月30日〜6月1日。10時〜18時(最終日〜16時30分)。2000円(招待状持参者およびWeb来場事前登録者は無料)。

山田遊

〈IDEE SHOP〉のバイヤーを経て、2007年にmethod(メソッド)を設立。フリーランスのバイヤーというこれまでにないスタイルで、ショップづくりからイベント、商業施設のプランニングまで幅広く手がける。

設計事務所ima/小林恭+小林マナ

国内外の〈マリメッコ〉やリネンブランド〈ラプアンカンクリ〉の店舗設計から展示空間構成、プロダクトや住宅まで幅広くデザインを手掛ける。場所やブランドを活かしたコンセプトづくりに基づき、使いやすさや機能性を追求している。