「ロエベ クラフト プライズ」でジョナサン・アンダーソンを直撃。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

「ロエベ クラフト プライズ」でジョナサン・アンダーソンを直撃。

クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソンも来日して、「ロエベ クラフト プライズ」ファイナリストの作品が東京に出現。この賞とクラフトへの思いを、彼が語る。

ロエベ クラフト プライズはロエベ財団主催。応募条件は18歳以上のプロのアルチザンであることなど。最優秀賞の賞金は50,000ユーロ。日本での展覧会は2017年11月に〈21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3〉で開催。左端が最優秀賞のエルンスト・ガンペール《Tree of Life》(2016)。2回目となる2018年度はすでに応募が締め切られており、5月にロンドンで展覧会と受賞作発表が予定されている。
特別賞に選ばれたアステサニアス・パクニアの《Tata Curiata》(2016)。メキシコの先住民、プレペチャ族の末裔の家族の工房が制作した、太陽神がモチーフの作品。
ロエベ クラフト プライズはロエベ財団主催。応募条件は18歳以上のプロのアルチザンであることなど。最優秀賞の賞金は50,000ユーロ。日本での展覧会は2017年11月に〈21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3〉で開催。左端が最優秀賞のエルンスト・ガンペール《Tree of Life》(2016)。2回目となる2018年度はすでに応募が締め切られており、5月にロンドンで展覧会と受賞作発表が予定されている。
特別賞に選ばれたアステサニアス・パクニアの《Tata Curiata》(2016)。メキシコの先住民、プレペチャ族の末裔の家族の工房が制作した、太陽神がモチーフの作品。
19世紀半ばのスペインで、ある優れた皮革職人が率いた工房が、現在のロエベの原点である。創業家の4代目にあたるエンリケ・ロエベ・リンチは1988年にロエベ財団を設立。詩、舞踏、アートなど多様な文化を、この財団は継続してサポートしてきた。彼らが職人たちの世界にフォーカスし、ロエベ クラフト プライズを新たに創設したことは、ブランドの歴史と卓越したクラフツマンシップを考えると驚くに当たらない。第1回目の最終結果は2017年4月にマドリードで発表され、11月には東京で待望の巡回展が行われた。

このプライズの発案者で、審査委員のひとりを務めたのが、ロエベのクリエイティブ ディレクターを務めるジョナサン・アンダーソンだ。彼は以前から大のクラフト好きであり、そのセンスはロエベのコレクションや店内でも表現されている。今回、会場の〈21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3〉に並ぶ26組のファイナリストの作品をあらためて観て、彼はこう語る。

「1点1点としてはもちろん、ひとつのまとまりとしてすばらしい展示になりました。作品同士がコミュニケーションしているように見えますね。僕はもともとセラミックが好きなので、特に印象的だったのはサラ・フリンはじめ陶芸家たちの作品かな」
ジョナサン・アンダーソン
1984年生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションで学び、24歳で自身のブランドを設立。2013年、20代にしてロエベのクリエイティブ ディレクターに抜擢された。歴史あるブランドの再生を進め、常に大きな注目を集めている。「斬新なクラフトを後押ししたいんだ」
Sara Flynn《Esker Vessel》(2016)
陶芸家や彫刻家として活動するサラ・フリンは、シカゴ美術館などに作品が所蔵されている。轆轤を使わない独特の造形に、ジョナサンも魅了されていた。
ジョナサン・アンダーソン 1984年生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションで学び、24歳で自身のブランドを設立。2013年、20代にしてロエベのクリエイティブ ディレクターに抜擢された。歴史あるブランドの再生を進め、常に大きな注目を集めている。「斬新なクラフトを後押ししたいんだ」
Sara Flynn《Esker Vessel》(2016) 陶芸家や彫刻家として活動するサラ・フリンは、シカゴ美術館などに作品が所蔵されている。轆轤を使わない独特の造形に、ジョナサンも魅了されていた。