DESIGN
デザインイベント速報「クロマトグラフィー:ザ・カラー・ワールド・オブ・ショルテン&バーイングス」
November 2, 2017 | Design | casabrutus.com | photo_Shin-ichi Yokoyama text_Hisashi Ikai editor_Akio Mitomi
見るものの心を瞬時に捉える美しい色とパターンをベースに、魅惑的なデザインを展開するオランダのデザインスタジオ、ショルテン&バーイングス。〈ハーマンミラー〉や〈マハラム〉から新作を発表した彼らを会場で直撃した。
アメリカのモダンデザインの代名詞とも言われるインテリアブランド《ハーマンミラー》。第一線のデザイナーと活動を共にしてきた同社と、アムステルダムに拠点を構えるショルテン&バーイングスが、初のコラボレーションを果たした。
発表したのは、穏やさと気品を兼ね備えた《カラーフォームソファーグループ》。ファブリックにはオリジナルの張り地《ペア》や《トレースリー》を使用している。
発表したのは、穏やさと気品を兼ね備えた《カラーフォームソファーグループ》。ファブリックにはオリジナルの張り地《ペア》や《トレースリー》を使用している。
デザイナーのステファン・ショルテン(右)とキャロル・バーイングス(左)。
このテキスタイルをともに開発したのが、1902創業というインテリアファブリックの老舗〈マハラム〉だ。チャールズ&レイ・イームズ、アレキサンダー・ジラード、ジオ・ポンティといった巨匠の製品を手がける同社は、2014年からショルテン&バーイングスと協働を続けている。
会場となった、東京・丸の内の〈ハーマンミラーストア〉でのインスタレーションも、すべてショルテン&バーイングスによるもの。ドレープ状に重なり合うマハラムのテキスタイルを天井から連続的に垂らすことで、奥行きとリズム感を与えており、印象的な仕上がりになっている。
会場となった、東京・丸の内の〈ハーマンミラーストア〉でのインスタレーションも、すべてショルテン&バーイングスによるもの。ドレープ状に重なり合うマハラムのテキスタイルを天井から連続的に垂らすことで、奥行きとリズム感を与えており、印象的な仕上がりになっている。
そして、マハラムの美しいテキスタイルの魅力や空間を彩る技をさらに広げるべく、ショルテン&バーイングスは、新たにホームアクセサリーコレクション〈ショルテン&バーイングス for マハラム〉を発表。コラボレーターに数々の日本企業を起用し、〈1616 / arita japan〉と開発した磁器や〈カリモクニュースタンダード〉のスツール、そして〈ポーター/吉田カバン〉からマハラムの生地を用いたバッグなどのラインナップを揃え、今後随時販売を開始する予定だ。