デザインイベント速報:清水久和〈テニスの家具〉 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

デザインイベント速報:清水久和〈テニスの家具〉

テニスファンの心をくすぐる家具が登場! 〈フレッドペリー〉の旗艦店を会場に、清水久和が“テニス”をテーマにした新作を展示している。10月22日まで。

〈フレッドペリーショップ東京〉の2階にある展示スペースで開催。
「ここだ!と思いました」と表参道の中心にある〈フレッドペリーショップ東京〉に一目惚れした、プロダクトデザイナーの清水久和。「イギリスアーティストのアトリエが集まる工場をイメージした」という空間は、天井も高く、ファサードがガラス張りなので、自然光が入って気持ちいい。

まず目に入るのは、丸みあるフレームが印象的な《ラケットチェア》。天童木工と共同開発したもので、テニスラケットにも応用されていた製造技術を用いている。

「フレデリック・ジョン・ペリーってウィンブルドン3連覇しているんです」

張り地は、ウィンブルドンの芝、土の茶色、ウィンブルドンの公式ユニフォームカラーである白の3色をイメージして〈クヴァドラ〉社の生地をこの展示のために用意。同シリーズの新作の《ラケットテーブル》もお披露目された。チェア同様に、角がないデザインなので床などを傷つけない、優しい作りになっている。
清水久和/しみずひさかず 1964年長崎県生まれ。キヤノンでデジタルカメラ〈IXY Digital〉のチーフデザイナーを務めた後、2012年に独立し、S&O DESIGNを設立。インダストリアルデザインを手がけるほか、個人作家としても活動している。
選手の精神統一する場所でもあるロッカー(上写真)を3種類の高さでデザイン。ストライプの木目は選手の身体性、精神性が高揚するイメージを表し、ロッカーの角を丸くさせることによって縦に伸びるラインを、より強調させた。また長崎の波佐見焼で作った公式球と同じ大きさの《テニスボールの小物入れ》が、什器の上に転がっているのも、遊び心を感じる。

家具とテニスを融合させた新作は、テニスの神様、フレデリック・ジョン・ペリーへの敬意が込められたものだ。

『清水久和「テニスの家具」』

〈フレッドペリーショップ東京〉

東京都渋谷区神宮前5-9-6
TEL 03 5778 4930。11時〜20時。無休。10月22日まで。