DESIGN
長山智美のラブリ〜民芸 「チロリアンテープ」
October 8, 2017 | Design | casabrutus.com | photo_Satoshi Nagare styling&text_Tomomi Nagayama editor_Keiko Kusano
東京・麻布十番の地に40年以上の長きに渡って存続し続けてます小さなお店〈メゾン・ド・ロア〉は日本で唯一のチロリアンテープ専門店。現地から直接買い付けしましたつうチロリアンテープを販売されてございます。作り手の減少ゆえにいまや絶滅危惧種的民芸品になってしまいましたチロリアンテープを貴重なデッドストックも含め今も大切にお取り扱いされておりますの。
いつのことやら記憶が曖昧になってしまったほど昔に発見しましてから、ずっとずっと気になってました小さなお店。ついに意を決して入ってみましたのは今から10数年前。壁一面のチロリアンテープの数々に圧倒されつつもその一つひとつのカワユサに感激しました思い出がございます。
今回はこちらのお店〈メゾン・ド・ロア〉を40年以上も前に立ち上げ、以来ずっと守り続けて来られました店主、川越さまをお訪ねしてお話をお聞きして参りましたの。
今回はこちらのお店〈メゾン・ド・ロア〉を40年以上も前に立ち上げ、以来ずっと守り続けて来られました店主、川越さまをお訪ねしてお話をお聞きして参りましたの。
イタリアとオーストリアにまたがるチロル〜アルプス地方の伝統的民芸品チロリアンテープ(別名:チロルテープ)。冬は長く雪に閉ざされます山岳地域ゆえに伝統的な手工芸が発達してきましたつうコチラの地域にて、人々が民族衣装の装飾品として使ってましたリボンがその始まりとのこと。ジャガード紙のパンチングカードを使いカラフルな糸で織り出されますリボンには花や動物、農民などその地方の素朴な暮らしが表現されてございます。ちなみにそのモティーフは「エーデルワイス」はスイス、「ハート」はオーストリアと地域によって違いが有りますそ。お衣装以外にもテーブルクロスやカーテンなどのインテリアデコとして人々の暮らしの中で愛され続けてきました民芸品でございます。
「日本でのチロリアンテープの全盛期は30〜40年前くらい。ウチもその頃はたくさんのファンがいて、テープも飛ぶように売れてましたよ」と、マダム。
なるほどー。チロリアンテープていうと幼少の頃に確かにおウチにあって昔懐かし気持ちがしますのはそのよなワケでございますのね。
今でもその当時からの熱いファンに支えられていて「(お店を)やめるにやめられないわよねぇ。でも、みんなもう歳だからどんどんいなくなっちゃうわ….。現地でも伝統工芸産業は廃れてしまって職人さんもいなくなって、もうちゃんとしたものはなかなか手に入らないわねぇ….」と、ちょっと寂しそなご様子。
今じゃ機械で製造されたモダンなデザインのモノたちやチロル地方以外で製造されたモノたちなども数多く出回ってますよでございます。
なるほどー。チロリアンテープていうと幼少の頃に確かにおウチにあって昔懐かし気持ちがしますのはそのよなワケでございますのね。
今でもその当時からの熱いファンに支えられていて「(お店を)やめるにやめられないわよねぇ。でも、みんなもう歳だからどんどんいなくなっちゃうわ….。現地でも伝統工芸産業は廃れてしまって職人さんもいなくなって、もうちゃんとしたものはなかなか手に入らないわねぇ….」と、ちょっと寂しそなご様子。
今じゃ機械で製造されたモダンなデザインのモノたちやチロル地方以外で製造されたモノたちなども数多く出回ってますよでございます。
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