Mr. バウハウス! マルセル・ブロイヤーの家具デザイン。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

Mr. バウハウス! マルセル・ブロイヤーの家具デザイン。

東京国立近代美術館で開催中の『マルセル・ブロイヤーの家具:Improvement for good』の見どころを紹介します!

展示風景。手前右側のアームチェアは、ブロイヤーが学生時代にバウハウス家具工房でつくったもの。
会場では、〈ワシリーチェア〉の原型となった〈クラブチェア B3〉の進化の様子も確認できる。
右の赤&黒の回転椅子は、1927年にトーネット社のためにデザインされたもの。
1923年夏に開催されたバウハウス展。そこで公開された実験住宅用のドレッサー(写真左)。
バウハウス家具工房でデザインを手がけた、子供用の椅子とテーブル。
1936年にアイソコン社から発表した、プライウッドの家具シリーズ。
渡米した後に、マサチューセッツ州リンカーンに建設した自邸。右写真はブロイヤー夫妻。
ガラスケース内には、貴重な当時のパンフレットなども展示されている。
展示室内にある写真と同じポーズで写真が撮れるフォトブースもあり。
近代デザインの礎を築いたドイツの造形学校、バウハウスの家具工房の一期生であり、デッサウ移転後の同校で教鞭も執ったマルセル・ブロイヤー。産業の発展や新しい暮らしのスタイルなど、人々を取り巻く環境が著しく変化するなか、独自のデザイン理論を打ち立てたブロイヤーは、まさしくモダニズムの先駆者とも呼べるだろう。

そんなブロイヤーにフォーカスした展覧会『マルセル・ブロイヤーの家具:Improvement for good』が、東京国立近代美術館のギャラリー4で開催中だ。
会場では、〈ワシリーチェア〉の原型となった〈クラブチェア B3〉の進化の様子も確認できる。
必見なのは、世界初の住居用スチールパイプ椅子とも言われる〈ワシリーチェア〉の原型となった〈クラブチェア B3〉だ。1925年〜28年にかけて生産された初期モデル4つが並んでいるが、それぞれを比較してみると、パイプの接合が溶接からビス式に変更したり、背面上部にパイプを伸ばして運びやすくするなど、その進化の過程を読み解くことができる。
右の赤&黒の回転椅子は、1927年にトーネット社のためにデザインされたもの。
これと連動するように、同じ展示台にはブロイヤーが開発したパイプ家具のバリエーションを紹介。いかに新素材の登場がデザインに自由度を与え、暮らしのシーンに大きく変えていったのかが伺える。
1923年夏に開催されたバウハウス展。そこで公開された実験住宅用のドレッサー(写真左)。
さらに同展では、ブロイヤーがバウハウスの学生時代に制作したアームチェアやドレッサーを展示。そして、1930年代前半に活動の拠点にしたスイスやイギリスでは、アルミニウムやプライウッドの家具の製造にもチャレンジ。効果的なデザインをほどこすことでいかに新しい素材の特性を引き出し、次なる時代の家具が生み出せるかに尽力した。展示作品の一つひとつを見ても、実験的な試みを現代でも通用するような普遍的な表現に転換していることがよく分かる。
バウハウス家具工房でデザインを手がけた、子供用の椅子とテーブル。
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