明るくて楽しいマリメッコ・デザイン、一気に見せます! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

明るくて楽しいマリメッコ・デザイン、一気に見せます!

明るくて陽気な気持ちにさせてくれるテキスタイルで人気のマリメッコ。その歴史やデザイナーたちの秘密に迫る、必見の展覧会が開かれています。

会場入り口で出迎える《ウニッコ》(左)。右奥には脇阪克二デザインの《ユメ》が。脇阪はマリメッコに新しい傾向のデザインを持ち込んだ。
本展は、ヘルシンキにある《フィンランド・デザイン・ミュージアム》の所蔵作品から、ファブリックや貴重なヴィンテージドレス、デザイナー自筆のスケッチなど合計200点以上の資料を通して、半世紀以上のマリメッコの歴史を物語るものだ。

「《ウニッコ》の誕生には面白い話があります。1950年代当時、世界中で花柄が流行していました。服にもインテリアにも花柄が使われていたんです。そこで1951年にマリメッコを創業したアルミ・ラティアは花柄禁止令を出しました。しかし、メインデザイナーだったマイヤ・イソラはすぐに花柄の《ウニッコ》を作ったんです。デザイナーは自由を求める人種ですからね」(ハリー・キヴィリンナ/フィンランド・デザイン・ミュージアム学芸員)
最近ではテーブルウェアも手がけているマリメッコ。右のテキスタイル《ラシィマット》は食器用に作られたパターンがファブリックに転用されたもの。
自由を愛する気質は、1953年に入社したヴオッコ・ヌルメスニエミにも引き継がれていた。彼女は入社から数年後にコスチュームのデザインを始める。

「当時の女性の服はコルセットでウエストを絞った、まるで砂時計のようなシルエットのものでした。シンプルで動きやすいヌルメスニエミのドレスは、そんな着心地の悪い服から女性を解放したのです」(ハリー・キヴィリンナ)
アンニカ・リマラは一つのモチーフをさまざまに展開させる手法を好んだ。写真左に並んでいるのは主に60年代後半にデザインされたもの。小さくしてたくさん散らしたり、縁取りをつけたり色を変えたりとバリエーションが面白い。
会場には、建築家やデザイナー、アーティストらに愛されたため“インテリのシャツ”と呼ばれたシャツ《ヨカポイカ》も。ユニセックスで着られるようにデザインされたこのシャツが発表されたのは1956年のこと。マリメッコでは、ずいぶん早い時期から男女の別のない服を作っていたのだ。