まるでホテルのラウンジ!?〈ユニオンテック〉の新オフィスが完成。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

まるでホテルのラウンジ!?〈ユニオンテック〉の新オフィスが完成。

“空間トータルプロデュース会社”を名乗る〈ユニオンテック〉の新本社は、職人技がたっぷりと詰まった空間が広がるユニークなスペースだ。……そんなニュースを聞きつけて、昨秋移転したばかりのオフィスに潜入取材を試みた。

全10室ある会議室は、カフェライブラリーをイメージ。しつらえはほぼ同じながら、椅子や棚のスタイリングを変えてショールーム機能を兼ね備えている。
数々の店舗やオフィスの企画設計、施工を手がける〈ユニオンテック〉。2016年11月に移転したばかりの本社には、従来の“内装業”の常識を打ち破る贅沢な空間が広がる。

平均年齢33歳の若い企業らしい新鮮なアプローチをところどころに見せつつも、彼らが最も大切に表現したいと考えたのは“職人の仕事に光を当てる”ことだった。
エントランスの壁は天然大理石。コーポレートロゴの部分のみ厚さ5mmに削り出し、裏から照明を当てて投影している。
「クライアントの意向をいかに現実に落とし込み、安定したクオリティーで仕上げるか。そのためには、施工を担当する職人たちの能力を深く理解し、密なコミュニケーションを取る必要があるのです」

こう語るのは、新オフィスの設計を担当したチーフデザイナーの坂井亮さん。職人との協働の成果を可視化するため、自社のリアルスペースを使って数々の実践を行った。左官の名工が手がけた版築仕上げの壁、薄く削り出した大理石を利用した光のインスタレーションなど、日本の伝統工法から最新技術を駆使した施工技術まで、オフィスの床、壁、天井から建具に至る多彩な職人技を見て取ることができる。
和を意識した落ち着いた雰囲気のプレゼンテーションルーム。左官職人・南雲賢一が何重にも層を成す〈版築〉で壁一面を仕上げた。まるでホテルのラウンジ!?
さらにユニオンテックでは、インテリアを超えた幅広いサポートを行う〈UT SPACE〉事業部を設立。ブランディングを軸にコミュニケーションデザイナー、インテリアデザイナー、プロジェクトマネージャー、制作ディレクターがそれぞれのクライアントに適した空間を創造。単に場所を引き渡して終わるのではなく、長きにわたりパートナーとしての関係を続けていきたいと考える。