天童木工の歴史をつくった、3つの代表作。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

天童木工の歴史をつくった、3つの代表作。

日本を代表する家具メーカーのひとつである〈天童木工〉の3つの代表作が、今年それぞれ40周年、50周年、60周年を迎えることを記念して、特別展が開催される。

見た目の美しさと安定した座り心地をともに備える《バタフライスツール》。
柳宗理、剣持勇をはじめ、近代の日本デザインの礎をつくった巨匠たちと協働を重ね、世界に名を馳せた天童木工。そのなかでも「く」の字に成形した2枚の合板をボルトと金属棒で連結しただけのシンプルな構造ながら、従来にはない美しいフォルムと画期的な機能性を誇る柳宗理の《バタフライスツール》は1956年に発表され、後にMoMAやルーブル美術館のパーマネントコレクションとして収蔵されるなど、まさに同社のアイコンでもある商品だ。

その《バタフライスツール》も、今年で発売から60周年。さらに天童木工の開発部長を務めた菅沢光政の《ヘロンロッキングチェア》(1966)が50周年、ブルーノ・マットソンがデザインした《マットソンシリーズ》(1976)が40周年と、同社の代表的な作品がそれぞれ記念すべき年を迎えるにあたり、〈天童木工東京ショールーム〉で特別展が開催される。
当時の最新技術だった“コマ入れ成形”を脚部に印象的にあしらった《ヘロンロッキングチェア》。
同展では、各作品のデザインの裏側や技術開発を詳しく紹介。柳工業デザイン研究会の協力により、発表当初のオリジナルの《バタフライスツール》も展示される。日本の家具の歴史を紐解くうえでも重要なこの3つの作品を、いまいちどしっかりと振り返っておきたい。
天童木工として初めての外国人デザイナーの起用となった《マットソンシリーズ》。
同展会場には今夏、リオ五輪の卓球種目で使用された公式卓球台《infinity》も特別展示される。「支」える、という漢字に着想を得た特徴的なデザインを澄川伸一が、そして脚部の製作を〈天童木工〉が手がけていることで話題を呼んだのも、記憶に新しい。
リオ五輪の卓球種目で使用された公式卓球台《infinity》。

「40・50・60」展

〈天童木工 東京ショールーム〉

東京都港区浜松町1-19-2
TEL 0120 24 0401。10月27日~11月10日。10時~18時。会期中無休。無料。公式サイト

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