古今東西 かしゆか商店【笹野一刀彫 お鷹ぽっぽ】 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

古今東西 かしゆか商店【笹野一刀彫 お鷹ぽっぽ】

『カーサ ブルータス』2022年1月号より

日常を少し贅沢にするもの。日本の風土が感じられるもの。そんな手仕事を探して全国を巡り続ける、店主・かしゆか。今回は本誌『部屋と置物』特集に合わせ、「お鷹ぽっぽ」の若い工人を訪問。山形県米沢市の笹野で作られる、縁起のいい郷土玩具です。

笹野一刀彫は千年以上の歴史を持つ木工芸。江戸時代には農民の冬の副業として作られた。山形県米沢市の〈笹野民芸館〉で、工人の小山泰弘さんが彫っているのは「お鷹ぽっぽ」。「とても珍しい刃物ですね」とかしゆか店主。
子どもの頃から鳥が大好き。近くの川に来る野鳥を図鑑と照らし合わせて眺めていたことをよく思い出します。今回訪ねたのは山形県米沢市。笹野地区の伝統工芸「笹野一刀彫」が並ぶ〈笹野民芸館〉です。館内に入ったとたん目に飛び込んできたのは、かわいい鳥の置物たち。ヤマドリ、ウソ、キセキレイ。そしてひときわ強い存在感を放っているのが、カールした羽根と尾を持つ「お鷹ぽっぽ」です。
Purchase No. 44【笹野一刀彫 お鷹ぽっぽ】一本の木を “一刀” で彫る。千年続く北国の縁起物。
「刃物ひとつで一本の木を彫るから一刀彫。9世紀頃の将軍が戦勝祈願として観音様に捧げた木工芸 “笹野花” が起源と言われています。その後、鷹や鶏をかたどったものが作られるようになりました」

そう話すのは笹野で生まれ育った小山泰弘さん。小さい頃から身近にあった笹野一刀彫の後継者が減りつつあるのを知り、30歳を機に工人を目指します。名人の高橋清雄さんに弟子入りして8年。工人とは彫りから絵付けまで行う職人のことだそうです。
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