〈メンフィス〉に学ぶ、ポストコロナの心意気。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

〈メンフィス〉に学ぶ、ポストコロナの心意気。

1981年にエットレ・ソットサスを中心にミラノで結成され、ポストモダンの旗手となったデザイン集団〈メンフィス〉。その150点あまりの作品を集めた展覧会が、イギリス、ミルトン・キーンズの〈MKギャラリー〉で開催に。

時代を駆け抜けた〈メンフィス〉の展覧会が、イギリスのミルトン・キーンズにて開催される。
「形態は機能に従う」「レス・イズ・モア」といったバウハウスの系譜を汲むモダニズムへの反動として登場したポストモダン。〈メンフィス〉はそのムーブメントを明快に体現したものだ。リーダーのソットサスは当時60代。1950年代からオリベッティのデザインを手がけたことで知られる彼だが、機能性やグッドテイストの追求はもうこりごり、と既成概念を砕き、デザインを枠から解放しようと〈メンフィス〉を創設する。
会場の各所には、ソットサスらの言葉の引用が大きく展示される。
明るく自由な造形ながら、反体制的な反逆心が見え隠れする。
ソットサスのガラス作品も多数展示される。
ソットサスはイタリア国内だけでなく、国外の若いデザイナーに声をかけた。日本からは磯崎新、倉俣史郎、梅田正徳が参加。モダニズムではミース・ファン・デル・ローエらが「インターナショナル・スタイル」として、欧米発で世界共通の様式を提唱したわけだが、世界各地を旅した経験を持つソットサスは、多国籍のデザイナーを起用しながら、一つのムーブメントを目指した。そのカラフルでキッチュな家具やグラフィックは、デザイン界に衝撃を与えるとともに、ファッションや映像など広い分野に影響を与えることになる。
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