3人のファッションデザイナーが 〈フリッツ・ハンセン〉とコラボ! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS
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革新と伝統を繰り返しながら世界へと発信を続ける1843年創業の老舗織物メーカー〈川島織物セルコン〉が、“織物の未来”をテーマに企画した「織物屋の試み展」。今回参加したのは、ファッションデザイナーの三原康弘、クリステル・コーシェ、ロク・ファンら3名。彼らがデザインしたファブリックを北欧インテリアメーカー〈フリッツ・ハンセン〉の代表作《エッグチェア》に張り込んだ世界にひとつの作品が、11月18日~29日まで期間限定で展示される。3人のデザイナーが独自のセンスで世界の美しさを表現した色鮮やかな織物を堪能してみては。

●三原康弘の《時の堆積》

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三原康裕。〈Maison MIHARA YASUHIRO〉代表。
「ひとつの空間に様々な異なる時間軸が存在し、重なり合う様な世界を表現しようと思った」と三原が話している通り、“時を織り込む”というコンセプトで、紋ビロードという〈川島織物セルコン〉の職人技が光る立体的な柄の生地に、漆を塗っては剥がすという工程を繰り返す伝統技術である引箔を合わせることで、重厚で分厚い時間の層と自然な経年変化を形にした。

●クリステル・コーシェの《Paris Meets Kyoto》

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クリステル・コーシェ。2015年に自身のブランド〈コーシェ(KOCHÉ)〉を始める 傍ら、シャネル傘下のクチュールアトリエであるルマリエのアーティスティックディレクターも兼任。
彼女が得意とするジャージ素材で、戦国武将が愛した着物の柄を参考に、パッチワークのように仕上げた。大胆なファブリックは、日本とヨーロッパのユーズドサッカージャージ生地を切り裂いて和紙に並べて貼り、それを糸状に裁断して織り込むという引箔の手法で作られている。「京都の〈川島織物〉を訪れた際のインスピレーションをヒントに、日本とヨーロッパのヴィンテージ生地を使うことで、2つの文化や技術の融合を表現できたと思う」とコメントを寄せている。

●ロク・ファンの《自然と本能~森を織る~綴織》

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ロク・ファン。セントラル・セント・マーチンズを卒業後、フィービー・ファイロのもと〈セリーヌ〉でデザイナーとして経験を積み、2016年に自身のブランド〈ロク〉を設立。
「有機的な自然の世界そのものをファブリックで表現する」という彼の意図を実現すべく、通常は平面で表現する綴織という手法を立体的に再構築し、まるで森の木々や苔そのもののような触り心地が完成した。また、サステナブルという概念から、カーテン生地の端材などを集めて作られている。彼は今回の作品に関して、「〈川島織物〉の高い技術ならば織物自体をアートにできることを確信した。2Dの織物を3Dに進化できたことは、織物における触覚の新境地を開いたと思っている」と話している。

「織物屋の試み展 其の二-ファッションデザイナー編」

11月18日~29日。12時~18時。フリッツ・ハンセン青山本店(東京都港区北青山3-10-11 1F&B1)。

期間中は、スペシャルゲストを招いた2つのオンライントークイベントも開催予定。
11月19日19時~21時の登壇者は、3人のデザイナーと〈フリッツ・ハンセン〉の相澤真諭子。テーマは「織物屋の試み展のファブリックデザイン」。
11月25日19時~21時の登壇者は、三原康弘、石上純也、佐藤修。テーマはファブリックや建築を通した「伝統の継承とイノベーション」。

どちらも定員は500人。特設サイトより事前申込を。

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