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益子の人気作家×一流料理人がタッグを組んだ、うつわブランド〈GENDO〉が始動。
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益子の陶芸家6名と〈リストランテ・ダ・フィオーレ〉の眞中秀幸シェフが、新しいうつわブランド〈GENDO〉を立ち上げました。〈ザ・リッツ・カールトン日光〉でも採用された注目のうつわが、10月23日から東京・六本木の〈g GIFT AND LIFESTYLE〉にて展示販売中です。
益子の人気作家と一流料理人がタッグを組んだら…? 2020年9月、松崎健、伊藤剛俊、竹下鹿丸、西山奈津、萩原芳典、宮田竜司の6人の陶芸家と、東京・表参道の〈リストランテ・ダ・フィオーレ〉のオーナーシェフ眞中秀幸が新しいうつわブランド〈GENDO〉をスタートした。
ブランド名の〈GENDO〉は“原土”に由来し、焼き物にとって大切な土と、益子焼らしい土感の表現を目指して名付けられた。〈GENDO〉のうつわは“料理に合ううつわ”を追求し、自分の作品づくりではなくあくまでシンプルさや持続可能性を重視している。陶芸家の一人、西山は「制約の中でどう自分らしさを表現していくかがチャレンジであり、おもしろさ」と語る。
7月に開業した〈ザ・リッツ・カールトン日光〉でも〈GENDO〉のうつわが使われている。その理由について眞中は、「フレンチ料理界の巨匠が『一番至高の料理は、野菜に塩とオリーブオイルをかけただけのサラダである』と言っていたのが印象に残っている。オーガニック志向をはじめ素材を重視したシンプルな料理が好まれる今、日本の自然を感じるうつわは世界中で求められている」という。
一方、陶芸家の松崎によれば、「個性的な作家は、これまで自身の作品を使う料理人について“盛れるもんなら盛ってみなはれ”という気持ちが強かった」という。そのため作品性が高くとも、使い勝手の観点から料理家に敬遠されていたうつわも多かった。しかしこの〈GENDO〉では、作風の確立した益子作家と料理人が対話を重ねることで歩み寄りに成功。作家が作品を持ってきては眞中がうつわを試用し、リクエストを重ねることで真に料理に合ううつわが生まれた。
ブランド名の〈GENDO〉は“原土”に由来し、焼き物にとって大切な土と、益子焼らしい土感の表現を目指して名付けられた。〈GENDO〉のうつわは“料理に合ううつわ”を追求し、自分の作品づくりではなくあくまでシンプルさや持続可能性を重視している。陶芸家の一人、西山は「制約の中でどう自分らしさを表現していくかがチャレンジであり、おもしろさ」と語る。
7月に開業した〈ザ・リッツ・カールトン日光〉でも〈GENDO〉のうつわが使われている。その理由について眞中は、「フレンチ料理界の巨匠が『一番至高の料理は、野菜に塩とオリーブオイルをかけただけのサラダである』と言っていたのが印象に残っている。オーガニック志向をはじめ素材を重視したシンプルな料理が好まれる今、日本の自然を感じるうつわは世界中で求められている」という。
一方、陶芸家の松崎によれば、「個性的な作家は、これまで自身の作品を使う料理人について“盛れるもんなら盛ってみなはれ”という気持ちが強かった」という。そのため作品性が高くとも、使い勝手の観点から料理家に敬遠されていたうつわも多かった。しかしこの〈GENDO〉では、作風の確立した益子作家と料理人が対話を重ねることで歩み寄りに成功。作家が作品を持ってきては眞中がうつわを試用し、リクエストを重ねることで真に料理に合ううつわが生まれた。
10月23日からは〈六本木ヒルズ〉内にある〈g GIFT AND LIFESTYLE〉にて500点ほど展示・販売が行われている。1,000円の豆皿から150万円の大壺まで、多種多様に揃った見応えのある展示だ。ぜひ手に取って「何を盛り付けようか?」とイマジネーションを楽しんでみては。
展示作品紹介
・松崎健
・伊藤剛俊
・西山奈津
・萩原芳典
・宮田竜司
なお、竹下鹿丸はぐい呑から大壺まで50点ほど販売予定。
〈GENDO〉展示販売会
〈g GIFT AND LIFESTYLE〉
東京都港区六本木6-10−2 六本木ヒルズ ヒルサイドB1。TEL 03 6812 9163。11時~20時。売り切れ次第終了。
