暮らしの中のデザインを模索する『UMA / design farm展』。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

暮らしの中のデザインを模索する『UMA / design farm展』。

大阪を拠点に活動するデザインスタジオ、UMA / design farmの展覧会が東京・銀座の〈クリエイションギャラリーG8〉で開催中だ。人々との対話を重ねながら、未来を見据えるクリエイティブの姿勢を見ることができる。

『UMA / design farm展 Tomorrow is Today: Farming the Possible Fields』入口の様子。
2007年、原田祐馬によって設立されたUMA / design farmは、グラフィック・デザインやパッケージデザインを起点に、建築家や編集者との協働によって図書館や学校、障害者福祉施設などの仕組みづくりから色彩計画やサイン計画を手がけるデザイン事務所だ。現在、在籍するメンバーは7名。本展では、これまで手がけたさまざまなプロジェクトについて紹介しながら、人々とどのように関わり、どのような対話を経て、デザインに至っているのかを丁寧に見せていく。
UMA / design farmが色彩計画・デザインを手がけたUR都市機構の団地の風景を、写真家・高野ユリカが捉えた映像と写真の展示コーナー。
見慣れた団地の風景が、新たなサインによって静かな変化を起こすさまがよくわかる展示だ。
本展覧会のポスター(左)と、これまでにグラフィック・デザインを手掛けたポスターの数々が掲示されているほか、ピクトグラム、サイン、パッケージなども展示されている。
鈴木裕之による5コマ漫画を交えながら、プロジェクトの過程を紹介。携わる人々のコメントが、個性的な絵とともに語られる。
アーティストの椿昇、編集者の多田智美とともに、観光だけでなく地元と訪れる人達の関係性を創り出した〈小豆島の醤の郷・坂手港〉プロジェクトや、一級建築士事務所 o+h/大西麻貴+百田有希、編集事務所MUSEUMと3社協働で、福岡県福智町にとっての初めての図書館・歴史資料館の建築設計に携わった〈ふくちのち〉プロジェクトなど、景観やコミュニティ、建築と関わるプロジェクトも多い。色彩計画・デザインを手がけたUR都市機構の団地の風景を、写真家・高野ユリカが撮り下ろした写真と映像も必見だ。何気ない日常の風景を、デザインの力でどんなふうに未来につなげていくのか。ひとつの答えが見えてくるような展覧会だ。

UMA / design farm展 Tomorrow is Today: Farming the Possible Fields

〈クリエイションギャラリーG8〉東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F。〜3月28日。11〜19時。日曜・祝日休。入場無料。 ※会期中、さまざまなクリエイターとのトークイベント「クリエイティブサロン-Tomorrow is Today RADIO-」もライブ配信にて開催中。3月21日の19時10分〜20時40分には「中山英之×山野英之×原田祐馬」のライブ配信を予定。現在、「岡田栄造×原田祐馬」の回と「色部義昭×原田祐馬」の回は https://www.youtube.com/channel/UCtrAqSN-pPJnpBBzGxt2gvA にてアーカイブとして聞くことができる。

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