グラフィックデザインを通して、平成を振り返る。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

グラフィックデザインを通して、平成を振り返る。

福島県の〈CCGA現代グラフィックアートセンター〉で、平成に入って制作されたポスターを集めた展覧会がスタートした。

サイトウマコト《1991 ヴァージン・ジャパン》1991年
1989年1月8日から始まった平成も残りわずかとなった。テクノロジーの目覚ましい発展をはじめ、経済や人口、文化も様々に変化してきたこの平成30年間を、ポスター広告を通して見通そうという企画展『ヘイセイ・グラフィックス』が〈CCGA現代グラフィックアートセンター〉で開催中だ。メディア横断的な表現がどんどん発表される今、平成のグラフィックデザイン史を振り返れば、グラフィックとキャッチコピーで企業イメージを大胆に伝えるようなビジュアルが競うように発表された時代でもあった。年号が変わるこの節目に、ポスターにおけるグラフィックデザインを通して表現の今とこれからについて思いを馳せてみてはどうだろう。
青葉益輝 《長野冬季オリンピック》 1994年
松下計 《AIBO》 2000年
青葉益輝 《長野冬季オリンピック》 1994年
松下計 《AIBO》 2000年
本展では〈公益財団法人DNP文化振興財団〉の所蔵品の中から、平成に入って制作されたポスターを展示。企業のヴィジュアル広告を始め、1994年に発表された「長野冬季オリンピック」や 2004年に公開された映画『誰も知らない』のポスターなど、今なお確かに記憶に残っているものが多数展示される。“平成”という時代の中で、グラフィックデザインがどんな風に時代に寄り添い、どのように影響を与えたのか。新しい時代を迎える今こそ訪れておきたい。

『ヘイセイ・グラフィックス』

〈CCGA現代グラフィックアートセンター〉福島県須賀川市塩田宮田1 TEL0248 79 4811。~6月9日。10時〜17時(入館は閉館の15分前まで)。月曜、5月7日休(4月29日、5月6日は開館)入場料300円。