
ウームチェア
Womb Chair(1948)
by EERO SAARINEN(エーロ・サーリネン)
- Editor: Wakako Miyake
- Text: Takahiro Tsuchida
- Supervisor: Tomomi Nagayama
「ラウンジチェアに座る人は座面に脚を上げてくつろぎたくなる」という気づきがデザインのヒントに。そんな胎児のような姿勢に対応するため、座面は広く、アームもゆったり。さらにイームズに先んじて新素材のFRP(繊維強化プラスチック)を採用し、滑らかなシェルを実現。布張りにしてクッションを合わせた。ウーム(子宮)という奇抜な命名にも納得するしかない。サーリネンは、フィンランド建築界の巨匠エリエル・サーリネンを父に持つサラブレッド。アメリカで育ち、建築家やデザイナーとして活躍した。726,000円〜(2022年11月現在)。(ノル/ノルジャパン TEL 03 6447 5405)