〈ジャパン・ハウス〉で、知らなかった日本を発見できるかも?|山下めぐみのロンドン通信 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

〈ジャパン・ハウス〉で、知らなかった日本を発見できるかも?|山下めぐみのロンドン通信

外務省の主導で、日本への深い理解と共感を発信する海外拠点プロジェクト〈ジャパン・ハウス〉。サンパウロと一部が先行オープンしているロサンゼルスに次ぎ、ロンドンにもオープンになった。

アール・デコ期に建てられた元デパートのビルの一角の3フロアをリノベーション。地下鉄 High Street Kensington駅のすぐそば。
場所は〈デザインミュージアム〉に近い、ケンジントンのメイン通り沿い。 1930年代に建てられた元デパートの一部を改築したもので、1960-70年代には伝説の店〈Biba〉があったところだ。

オープニングを飾ったのは東信による見事なフラワーアレンジメント。その後、その花をガゴに入れて背負った東らが街に繰り出し、花を道ゆく人に手渡して開館をプロモートし、話題を集めた。
東信を筆頭に〈ジャパン・ハウス〉のオープンを告げる フラワーメッセンジャーたちが、公園や街角で花を配布。
総合プロデューサーを務めるのは原研哉。「〈ジャパン・ハウス〉は、ステレオタイプでない本当の日本に目覚めるプロジェクトです。日本を知らない人、知っているつもりの人、そして日本人にも、日本のことをいかに知らなかったかを発見してほしい。 ハイカルチャー、ローカルチャー、ハイテクなど、 柔らかい頭で見つめ直した日本の独自性を発信していきます」
総合ディレクターとして全体を監修する原研哉とインテリアを手がけた〈ワンダーウォール〉の片山正通。
その要になるのがハイクオリティーなデザインとホスピタリティーだ。内装は片山正通が担当。「和の概念を空間で表現しました」と、3フロアを貫くガラス張りの円筒型エレベーターと螺旋階段をポイントに、あえて和風なディテールは避けたモダンでスッキリした仕上がり。「何もない床の間」であり、何かが隣り合わせて進行し、相互作用を誘発する空間だ。
3フロアを貫くガラス張りの円筒型エレベーターと螺旋階段。
ガラスのパーテーションが空間を適度に仕切る。盆栽の大家ピーター・ワレンの作品の展示販売に合わせ、盆栽ワークショップも大人気だったとか。
一階にも通りからも見えるように、地下の藤本壮介展のサテライト展示が。これに引かれて来館する人も多いという。
3フロアを貫くガラス張りの円筒型エレベーターと螺旋階段。
ガラスのパーテーションが空間を適度に仕切る。盆栽の大家ピーター・ワレンの作品の展示販売に合わせ、盆栽ワークショップも大人気だったとか。
一階にも通りからも見えるように、地下の藤本壮介展のサテライト展示が。これに引かれて来館する人も多いという。