ファンクと怒気に満ちた!!!(Chk Chk Chk)。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

ファンクと怒気に満ちた!!!(Chk Chk Chk)。

ファンク&ディスコで彩られた新作が完成。ゴキゲンな曲とは裏腹に、創造の根源には怒りが!?

カメラを構えた瞬間、ポーズを取り出す!!!の4人。一番上で微笑むのがボーカルのニック。ファンキーな音楽で、自由の国を再建してください。
Q 新作はディスコミュージックの影響が強いですね。

ニック・オファー(以下N) デトロイトのプロデューサー兼DJ、ムーディーマンからの影響だね。彼は70年代のファンクやディスコをサンプリングし、90年代にシカゴやNYで生まれたハウスミュージックとうまく融合させている。彼の曲を聴いて「こういう音楽を作りたかったんだ!」という気持ちになった。ムーディーマンはオレたちの先生みたいな存在だな。

Q その影響か、バンド演奏と過去のレコード音源のサンプリングを、ミックスしていますね。

N オレたちがダンスミュージックに魅かれるのは「みんなを踊らせるなら、なんでもアリ!」という自由な精神。90年代は著作権(現在はサンプリングした音源の楽曲管理者に、楽曲使用料を支払う)が曖昧だった。だから、ヒップホップやハウスミュージックのクリエイターたちは、1曲の中に何曲も過去のレコードからサンプリングして曲を作っていた。論理的な作曲家が聴いたらブッ飛ぶよ。改めてそういう音楽を聴いてみると、超クレイジーでさ(笑)。今の音楽にはない荒々しさ(rawness)
があって、すごく新鮮で魅力的なんだよね。

Q いい意味で計画性がなく、ストレスやプレッシャーのない雰囲気は、作品から伝わってきます。

N だから、完成するまで、どんなものになるかわからないんだ。アルバムが完成した後も、1か月間くらいは、どんなアルバムができたのかを自分たちで理解しようとしていたくらい(笑)。メンバー全員、嗜好がどんどん変わるけど、大枠で考えれば、全員同じようなものをエキサイティングだと感じている。ファンキーで、変わっていて、頭の中に残る音楽だ。

Q でも、タイトルは「恐怖を振り払う」という意味ですが。

N 最近、オレの周りでよく使われている言葉は「怖い」だと思う。もちろん(アメリカ)政府に対してだ。これまでにも酷い政策などに、ショックを受けたことはあった。しかし、今回の大統領は無作法で軽卒、他人のことなんて考えていない。あんな卑劣な人物が一国の長になるなんて前代未聞だ。大統領に対して、みんな恐怖や怒りを公言していて。そんな状況は、ある意味、エキサイティングとも考えられる。今は日本の政治家も酷いと聞いたよ。でも、そんな中から、何か美しいものが育ってほしいという願いを込めて、アルバムのタイトルを付けたんだ。

チック チック チック

1996年にカリフォルニア州サクラメントで結成。現在はブルックリンを拠点に活動中。2010年のフジロックほか、世界中のフェスのヘッドライナーを飾っている。通算7枚目のニューアルバム『Shake The Shudder』が発売中。また、8月18日に幕張メッセで開催されるソニックマニア2017に出演決定!