ROY(THE BAWDIES)が収集する60年代ガレージの至宝とは!? | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

ROY(THE BAWDIES)が収集する60年代ガレージの至宝とは!?

ビートルズやストーンズなどの表の歴史に隠れた、DIY精神あふれる裏のロックンロールの魅力。

コンプリートボックスは100セット限定で、ナンバリング98番。「学生時代にバイト代を充て、55,000円で購入したレアもの。厳しい生活を強いられましたね」(笑)
Q まずガレージ・ロックとは?
60年代にイギリスの若者たちが、アメリカのR&Bやソウルといったブラックミュージックから影響を受け、独自に解釈してロックンロールを作りました。ビートルズなどを中心とした、ブリティッシュビートです。彼らの音楽は世界中を席巻し、当然アメリカの若者たちも触発され、全米各地でバンドが産声を上げた。彼らはまず自宅のガレージで演奏を始め、荒削りな演奏を7インチのレコードに残しました。当時はまったく評価されなかったけど、70年代のパンク全盛時パティ・スミスのバンドにいたレニー・ケイが60年代のバンドに敬意を表し『Nuggets』というコンピレーションを発表し、それ以降ガレージ・ロックと呼ばれるようになったようです。

Q 音楽的な特色は?
イギリスのバンドは研ぎ澄まされた感性でR&Bを解釈し、独自の音楽を作ったアーティスト型。対して、ガレージ・バンドはイギリスから届くロックを真似て“とにかくカッコいい曲を鳴らしたい”という勢いや情熱だけで突っ走る。プロ意識やセンス、テクニックなんか皆無(笑)。録音状態も悪く、ギターの音がやたら大きくボーカルが聴こえなかったりしますが、そうした未完成な部分が魅力です。

Q ガレージの編集シリーズ『BOULDERS』を集め始めたのは?
15年ほど前、ソニックスというガレージの神様みたいなバンドと出会い、僕を含めたメンバー全員が衝撃を受けました。ほかのガレージ・バンドの情報を探してみたけど、当時はまったくわからなかった。理由はプロ意識が稀薄だったバンドが多く、7インチのアナログ盤を1枚だけ出して消えてしまうバンドがほとんどだったから。そんなとき『BOULDERS Vol.1』と出会いました。〈MOXIE RECORDS〉のレーベルオーナー、デイヴ・ギブソンがとにかく好きな曲を入れまくっていて最高の内容でしたね。でも、バンド名や曲名が手書きで、読みづらく、ネットが発達した近年、ようやく正確な情報がわかるようになったくらい。

Q 印象的なアートワークですね。
ほとんど手書きのもの。DIY的な精神もガレージに通じていて、すごくカッコいいんですよね。シリーズは11作目まであり、メンバー全員で手分けをして少しずつ集めていきましたね。本当に宝物なんだけど、なかなか共感してもらえないのが残念ですが。(笑)

ロイ

ザ・ボゥディーズのVo&B。これまでにアルバム5枚、シングル10枚を発表。アナログへの愛情から、ほとんどの作品をレコード盤でも発表している。最新シングル「SUNSHINE」が好評発売中。来年1月からツアー『BRINGING IN THE ROCK & ROLL NEW YEAR』を予定。公式サイト

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