新潟ガストロノミーを味わう温泉宿、南魚沼〈ryugon〉誕生。
January 14, 2020 | Travel, Architecture, Design, Food | casabrutus.com | photo_Tetsuya Ito text_Housekeeper
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2019年10月にリニューアルオープンした〈ryugon〉。登録有形文化財に指定されている母屋をはじめ、古民家を移築して造られている。今回、〈内藤廣建築設計事務所〉出身の建築家・蘆田暢人が“徹底的な引き算のデザイン”に基づいてリノベーションを行った。
客室「VILLA SUITE」 国の指定文化財でもある坂戸山、建物の周辺に巡らさせた広い池を目前に楽しむことのできるスイートルーム(全8室)。1室1泊48,800〜101,000円(2名1室利用の室料)。全室露天風呂つき。その他、より古民家の雰囲気を色濃く残した客室「CLASSIC」(全21室、21,600〜66,000円)も。
モダンなデザインながら純和風の建築に調和する家具はすべて、岡山県西粟倉村〈ようび〉が手がけた〈ryugon〉オリジナルライン。
滞在中の時間をよりゆっくりと、五感豊かに味わうために、客室には手挽きのコーヒーミルをはじめとしたハンドドリップの用意も。
露天の内風呂が各室に。目の前には、坂戸山の自然が反射して幻想的な効果を生む広い池。まるで池に浸かっているような広々とした気持ちよさを堪能できる。雪国における池は、雪を深く積もらせないという機能も兼ねている。
母屋と「VILLA SUITE」をつなぐ渡り廊下。ただの通路としてではなく、春夏秋冬を通して花、天体、雪などの外界の移ろいを味わうための空間でもある。
渡り廊下から「VILLA SUITE」側を眺める景色。
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