TRAVEL
本屋に泊まる…!? 超・日常なホステルが誕生。
| Travel, Architecture, Culture | a wall newspaper | CG_SUPPOSE DESIGN OFFICE text & editor_Satoko Shibahara
今秋オープンする話題のホステル〈BOOK AND BED TOKYO〉。仕掛け人は今をときめくクリエイター陣です。
本を読んでいたら、いつの間にか寝ていた「寝落ち」体験。この秋、池袋にオープンする〈BOOK AND BED TOKYO〉は、そんな眠りの瞬間を提供する新感覚のホステル。リノベーション物件などを取り扱う不動産のセレクトショップであり、今回のホステル運営者でもあるR-STOREがコンセプト、谷尻誠と吉田愛が率いる建築事務所SUPPOSE DESIGN OFFICEが空間デザインをそれぞれ担当した。その仕掛け人たちに「本とベッド」に行き着くまでを聞いた。
「ホテルをやろうと思ったときに、まずすごく幸せな体験は何か考えたのですが、その究極が“ながら寝”だなあ、と(笑)」(R-STORE 浅井佳)。そこから、お酒を飲んで寝てしまうなど、ながら寝のパターンを徹底的に話し合い、絞られたいくつかのテーマの中で最も静かに楽しめる本が選ばれた。「図書館もそうですが、本があると自然と人は静かになる。本は眠りと相性がいいんです」(吉田)
「ホテルをやろうと思ったときに、まずすごく幸せな体験は何か考えたのですが、その究極が“ながら寝”だなあ、と(笑)」(R-STORE 浅井佳)。そこから、お酒を飲んで寝てしまうなど、ながら寝のパターンを徹底的に話し合い、絞られたいくつかのテーマの中で最も静かに楽しめる本が選ばれた。「図書館もそうですが、本があると自然と人は静かになる。本は眠りと相性がいいんです」(吉田)
僕たちが一緒に作りました。
空間を手がけた谷尻と吉田は、「細長い敷地だったから、それを生かそうと思いました。そしたら一列に並んだ棚に人が入る絵が浮かんだ。これは面白いなと。それで、一列に並ぶもの……駐車場や蜂の巣、本棚などについて考えを巡らせました」(谷尻)。この考えを経て、ベッドと共用スペースを区切る長い本棚に並ぶ本がインテリアの主役になった。
サービスとして意識したのは、友達の家に泊まる感覚。かしこまった過剰なサービスよりも、仲間の家にいるときのリラックス感を重視した。その感覚にぴったりの本をセレクトしているのが、SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)だ。「本好きじゃなくてもふと手に取りたくなる、SPBSの気取らないセレクトが、このホステルらしい」(R-STORE 力丸 聡)
サービスとして意識したのは、友達の家に泊まる感覚。かしこまった過剰なサービスよりも、仲間の家にいるときのリラックス感を重視した。その感覚にぴったりの本をセレクトしているのが、SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)だ。「本好きじゃなくてもふと手に取りたくなる、SPBSの気取らないセレクトが、このホステルらしい」(R-STORE 力丸 聡)
Loading...
