TRAVEL
ホスト役はモナ・リザ?ルーヴル美術館貸切の一夜。
『カーサ ブルータス』2019年7月号より
| Travel, Art | a wall newspaper | photo_Alban Gendrot text_Chiyo Sagae
4月30日、Airbnbとルーヴル美術館が共同企画した「ルーヴル貸切宿泊」当選者が過ごした至福の夜を報告!
世界の旅人が利用するAirbnbはさまざまな人のおうちに宿泊するシステムだから、そもそもがフランス王の居城だった「ルーヴル美術館に泊まろう!」だってあり!? で、今春、本当にそんな企画があったんです。
イオ・ミン・ペイ設計のガラスのピラミッド竣工30年を記念してルーヴル美術館とAirbnbが特別共同企画した『ルーヴル美術館で過ごす夜』。コンテストの課題「あなたがモナ・リザの完璧なゲストにふさわしい理由」に殺到した18万2000人あまりの応募者の中から選ばれたのは、イーゼル画の保存を専攻するダニエラだ。ボーイフレンドのアダムと4月30日、ルーヴル美術館を目指してパリへ。
一夜限りの“ルーヴルという家”へ招待されたからには、まずは美術鑑賞だ。閉館後の静まり返った館内をプライベートガイドが二人を案内。続くアペリティフの空間でついにモナ・リザと乾杯! さらに特設ダイニングで夕食をともにするのは愛と美の女神、ミロのヴィーナス。食後はナポレオン三世の贅沢なサロンでコンサートを楽しむ。そして、ガラスのピラミッド内に特設された〈ミニピラミッド〉のベッドルームで就寝。次々と展開する前代未聞の恐悦至極な状況のなか眠れたの? と思いきや、「信じられない体験ばかり。でも一夜にあまりに多くの経験をしたのでぐっすり眠れました」とダニエラ。
自分とは別世界の話と思いきや、5月からコンサートや美術鑑賞など、イベントの募集がスタート。まずは応募だ!
自分とは別世界の話と思いきや、5月からコンサートや美術鑑賞など、イベントの募集がスタート。まずは応募だ!
5月から一般募集も開始。少人数限定の美術鑑賞やコンサートなど、ルーヴル美術館の特別企画も開催予定だ。新たな企画の詳細と予約はAirbnbのプラットフォームをチェックしよう。公式サイト
