FOOD
有名シェフが手がける最新バー|寺尾妙子のNEWSなレストラン
May 5, 2018 | Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
人気のフレンチに3ツ星スペイン料理店、予約が取れない日本料理店が手がけるバーがオープン。話題のシェフたちの魅力が詰まったガストロノミーなバーに注目です。
〈VärmenのRAWBAR(バーマンのロウバー)〉
3月29日にオープンした〈東京ミッドタウン日比谷〉内、ビストロ〈バーマン〉に併設されたスペインバルだ。カウンターに並んだピンチョスやタパスをセルフでとって、その場合で支払いを済ませるキャッシュオンスタイルで、スタンディングでも楽しめる。
「こういう大きな商業施設って、ひとつの街のようじゃないですか。その中を見て回ったり、買い物をして歩けば当然、疲れますよね。そんなときにひと息つける憩いの場があるといいなと思って。映画館もあるので映画の前後に1杯だけ飲みに来てもらってもいいですし」
とその意図を語るのは、この店のオーナーシェフ、掛川哲司。魚メインのフレンチで人気の代官山〈アタ〉オーナーシェフであり、渋谷〈コエホテルトーキョー〉のブレッド&ダイニング〈コエロビー〉のプロデュースなども手がける旬の料理人だ。
「こういう大きな商業施設って、ひとつの街のようじゃないですか。その中を見て回ったり、買い物をして歩けば当然、疲れますよね。そんなときにひと息つける憩いの場があるといいなと思って。映画館もあるので映画の前後に1杯だけ飲みに来てもらってもいいですし」
とその意図を語るのは、この店のオーナーシェフ、掛川哲司。魚メインのフレンチで人気の代官山〈アタ〉オーナーシェフであり、渋谷〈コエホテルトーキョー〉のブレッド&ダイニング〈コエロビー〉のプロデュースなども手がける旬の料理人だ。
話題の商業施設とあって、レストランはどこも大賑わい。平日でもカフェには行列ができ、早くも予約困難になっている店もある。そんな中、2階の角地にある〈バーマンのロウバー〉は混雑時でもあまり待たずに利用できる、便利なスポットなのだ。
実はこの〈バーマン〉は、日本海側を代表する日本ワインの醸造所、新潟〈カーヴドッチワイナリー〉とのコラボレーション・レストランでもあり、同ワイナリーのアイテムをフルラインナップで揃えている。常にグラスで提供されるハウスワインは白がシャルドネ主体で華やかな香りと繊細なタッチが魅力の「ミリュ・ブラン」、赤が新潟市産メルロー主体、ベリーを思わせるニュアンスでタンニンがやわらかな「ミリュ・ルージュ」。掛川が得意とするイワシのマリネや、イカ焼きなどの魚介系をはじめ、ナチュラルに素材を生かす味付けのタパスやピンチョスとも抜群のマリアージュを見せてくれる。
「そうなんです。やっぱり、兄弟なんでしょうね。自分の料理と弟がつくるワインの相性が驚くほどいいんですよ」(掛川シェフ)。
えっ?
「実は〈カーブドッチワイナリー〉は母が経営者、弟が醸造家という僕の身内なんです」
なんと話題のコラボの実態は家族コラボと聞いてびっくり! テラスの目の前は日比谷公園ということもあり、〈東京ミッドタウン日比谷〉で一番の絶景を誇ってもいる。新緑を眺めながらの一杯に、心地よく酔いしれてほしい。
えっ?
「実は〈カーブドッチワイナリー〉は母が経営者、弟が醸造家という僕の身内なんです」
なんと話題のコラボの実態は家族コラボと聞いてびっくり! テラスの目の前は日比谷公園ということもあり、〈東京ミッドタウン日比谷〉で一番の絶景を誇ってもいる。新緑を眺めながらの一杯に、心地よく酔いしれてほしい。
〈VärmenのRAWBAR(バーマンのロウバー)〉
東京都千代田区有楽町1-1-3 東京ミッドタウン日比谷2F TEL 03 6205 7723。11時〜22時30分LO。無休。タパス150円〜、グラスワイン600円〜(以上、税込)。Loading...
illustration Yoshifumi Takeda
寺尾妙子
てらお たえこ 食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。
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