FOOD
オラファー・エリアソンの料理本、待望の日本語版が完成。
March 18, 2018 | Food | casabrutus.com | text_Aya Hasegawa
現代美術家・エリアソンのスタジオの共同キッチンから、日々生み出されている鮮やかなベジタリアン料理のレシピが、一冊の本になった。
光をはじめ自然界の様々な要素を用いて見るものを魅了する現代美術家のオラファー・エリアソン。ベルリンにある彼のスタジオの共同キッチンからは、旬の食材を使った美味しく、美しいベジタリアン料理が日々生み出されている。そのレシピをまとめた料理書《スタジオ・オラファー・エリアソン キッチン(Studio Olafur Eliasson The Kitchen)》の邦訳版が刊行となった。
彼のスタジオでは毎日全員で昼食を共にし、クリエイティブなプロセスに必要なエネルギーを補給している。《スタジオ・オラファー・エリアソン キッチン》では家庭向けの100のレシピのほか、大人数のための食事づくりのアイディアも紹介。写真やイラストなど、ビジュアルをふんだんに使い、眺めるだけでも楽しい料理本が完成した。
スタジオのキッチンでのスタッフの仕事ぶりや、何年にもわたる大勢の訪問者たちの姿も垣間見ることができる。
オーガニック料理の母と評され、予約が取れないオーガニック・レストランとして知られる「シェ・パニーズ」を営むアリス・ウォータースは、同書に「オラファーは私たちに、ゆったり生きようと呼びかけている。そして自分の感覚を取り戻すことを、促しているように私には感じられるのだ」 と寄稿している。
スタジオのキッチンでのスタッフの仕事ぶりや、何年にもわたる大勢の訪問者たちの姿も垣間見ることができる。
オーガニック料理の母と評され、予約が取れないオーガニック・レストランとして知られる「シェ・パニーズ」を営むアリス・ウォータースは、同書に「オラファーは私たちに、ゆったり生きようと呼びかけている。そして自分の感覚を取り戻すことを、促しているように私には感じられるのだ」 と寄稿している。
《スタジオ・オラファー・エリアソン キッチン》(美術出版社)5200円。B5変型(縦260✕横198mm)ハードカバー、368ページ。