FOOD
小寺慶子のレストラン予報|銀座一丁目〈銀座吉澤(肉処)〉
『カーサ ブルータス』2024年10月号より
September 10, 2024 | Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Yoichiro Kikuchi text_Keiko Kodera
老舗精肉店のシン・焼肉で和牛の魅力に心酔するでしょう。
近頃、和牛の消費が振るわないと言われる理由は、長引く物価高や牛以外の食肉の需要拡大などさまざまあるが、こんなときこそ “日本の宝” をいざ、食らわん。そしてその魅力を存分に堪能するのなら、やはり一途に和牛と向き合い続けてきた専門店こそふさわしいのだ。
大正13年から続く精肉専門店〈銀座吉澤〉が、創業100年という節目を迎えるにあたり、銀座1丁目に新社屋を構えてリニューアル。1階では目利きが厳選した銘柄牛を販売、2階の “肉処” では、自慢の和牛を楽しませるコースを提供する。
前店舗から人気の高かったすき焼きやしゃぶしゃぶに加え、新たに焼肉コースも仲間入り。きめ細かなサシの入ったリブ芯や美しい鮮紅色がその美味しさを物語る赤身など個性が異なる5部位の盛り合わせ、角切りにして肉感を際立たせたユッケや牛骨の旨みが胃の腑に沁みわたる盛岡冷麺も登場する。柑橘が爽やかに香るつけダレや卵ダレで極上の焼肉を味わえば、一意専心の志のもとに歴史を重ねてきた老舗の誇りを感じるはずだ。
大正13年から続く精肉専門店〈銀座吉澤〉が、創業100年という節目を迎えるにあたり、銀座1丁目に新社屋を構えてリニューアル。1階では目利きが厳選した銘柄牛を販売、2階の “肉処” では、自慢の和牛を楽しませるコースを提供する。
前店舗から人気の高かったすき焼きやしゃぶしゃぶに加え、新たに焼肉コースも仲間入り。きめ細かなサシの入ったリブ芯や美しい鮮紅色がその美味しさを物語る赤身など個性が異なる5部位の盛り合わせ、角切りにして肉感を際立たせたユッケや牛骨の旨みが胃の腑に沁みわたる盛岡冷麺も登場する。柑橘が爽やかに香るつけダレや卵ダレで極上の焼肉を味わえば、一意専心の志のもとに歴史を重ねてきた老舗の誇りを感じるはずだ。
[予算]夜は1人15,000円〜
焼肉のほか、すき焼きやしゃぶしゃぶ、ステーキ、せいろ蒸しのコースもそれぞれ12,000円。
[予約]早めが安心
檜を使った空間は上品な雰囲気。席は当日でも予約可能だが、できるだけ早めが確実。
[ドレスコード]カジュアルでOK
埋め込み型の無煙ロースターは匂いとも無縁。お気に入りの服で肉ざんまいの贅沢さに浸りたい。
焼肉のほか、すき焼きやしゃぶしゃぶ、ステーキ、せいろ蒸しのコースもそれぞれ12,000円。
[予約]早めが安心
檜を使った空間は上品な雰囲気。席は当日でも予約可能だが、できるだけ早めが確実。
[ドレスコード]カジュアルでOK
埋め込み型の無煙ロースターは匂いとも無縁。お気に入りの服で肉ざんまいの贅沢さに浸りたい。
小寺慶子
こでらけいこ 肉を糧に生きる肉食系ライター。趣味は肉旅(ミートリップ)とひとり焼肉をしながら食べ物回文を考えること。「迂闊! 角煮の肉か。使う?」(買い間違え)