FOOD
小寺慶子のレストラン予報|銀座〈おか㟢〉
『カーサ ブルータス』2024年7月号より
June 10, 2024 | Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Yoichiro Kikuchi text_Keiko Kodera
ニクいシン・肉割烹が心に刺さるでしょう。
京都の肉食文化と割烹の仕事の融合によって発展してきた肉割烹。最近は東京でも独自の調理法やプレゼンテーションで個性を出す肉割烹が増えているが、なかでもアンダー2万円の緩急をつけたコースで肉好きの心を満たしているのが、4月に銀座にオープンした〈おか﨑〉だ。
西麻布の〈イノセントカーベリー〉や麻布十番〈岡田前〉で、肉の仕入れをサポートしてきた岡﨑睦さんはもともと、曜日を限定して中目黒で “間借り営業” をしていたが、常連客の熱烈な後押しもあり、銀座に待望の実店舗を構えた。牛蒡を柔らかいザブトンで包んだ八幡巻きなど、あらゆる部位を串で提供するスタイルもユニークで、炭火と藁焼きで仕上げる黒タンや、旬の食材の一品料理も。移転後は、滋賀の精肉店〈サカエヤ〉のジビーフや十勝若牛も定期的に扱えるようになり、料理の幅も広がるばかり。締めに登場する定食スタイルのシャトーブリアンを、炊きたての “いのちの壱” という希少なブランド米や赤だしとともに堪能すれば、幸福指数は無限に上昇する。
西麻布の〈イノセントカーベリー〉や麻布十番〈岡田前〉で、肉の仕入れをサポートしてきた岡﨑睦さんはもともと、曜日を限定して中目黒で “間借り営業” をしていたが、常連客の熱烈な後押しもあり、銀座に待望の実店舗を構えた。牛蒡を柔らかいザブトンで包んだ八幡巻きなど、あらゆる部位を串で提供するスタイルもユニークで、炭火と藁焼きで仕上げる黒タンや、旬の食材の一品料理も。移転後は、滋賀の精肉店〈サカエヤ〉のジビーフや十勝若牛も定期的に扱えるようになり、料理の幅も広がるばかり。締めに登場する定食スタイルのシャトーブリアンを、炊きたての “いのちの壱” という希少なブランド米や赤だしとともに堪能すれば、幸福指数は無限に上昇する。
[予算]23,000円~
串物、焼き物、締めまで肉ざんまいのコースは19,800円。ワインボトルの値付けも良心的。
[予約]早めがおすすめ
中目黒時代のファンも来店のたびに次回予約を入れて帰るため、早めに予約するのが安心。
[ドレスコード]カジュアルでOK
銀座の肉割烹というとやや敷居が高いイメージだが、肩肘張らずにカジュアルなコーデで。
串物、焼き物、締めまで肉ざんまいのコースは19,800円。ワインボトルの値付けも良心的。
[予約]早めがおすすめ
中目黒時代のファンも来店のたびに次回予約を入れて帰るため、早めに予約するのが安心。
[ドレスコード]カジュアルでOK
銀座の肉割烹というとやや敷居が高いイメージだが、肩肘張らずにカジュアルなコーデで。
小寺慶子
こでらけいこ 肉を糧に生きる肉食系ライター。趣味は肉旅(ミートリップ)と酒場で食べ物回文を考えること。「泣いていた。玉ねぎね、また。大抵な」(目に沁みる)