FOOD
小寺慶子のレストラン予報|築地〈築地長屋6-7-7〉
『カーサ ブルータス』2022年2月号より
| Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Yoichiro Kikuchi text_Keiko Kodera
次世代エースの立ち飲み酒場が福を呼ぶでしょう。
新しい年のはじまりは、縁起のいい食べ物で験を担ぎたいもの。関東では高級魚のイメージが強いふぐを気軽に立ち飲みで楽しめる酒場が注目を集めている。
銀座〈ふぐ倶楽部 miyawaki〉の店主・宮脇崇さんは、日本のふぐの消費量の5割以上を占める大阪からふぐを仕入れる。銀座の店ではてっさや唐揚げなどふぐ尽くしのコースを15,000円で提供しているが、築地の情緒ある長屋の一角にオープンした〈築地長屋6-7-7〉にも数量限定のふぐ料理が。3kg超えの養殖ふぐを5日間熟成させることで旨みを最高潮に。その風味を堪能してほしいとやや厚めに切ったてっさや大ぶりの唐揚げ、真子(ふぐの卵巣)のピザなどを気ままに立ち飲みで楽しむことができる。
ひれ酒や冷酒もいいが、女将の石田さんがつける燗酒のしみじみとした旨さもまた、五臓六腑に沁みわたる。
ふぐを使った料理のほかにもおでんの盛り合わせや豚の角煮、飲んだ締めにぴったりなにゅうめんも。心地よく酔える酒場が “ふく” を運んでくれる。
銀座〈ふぐ倶楽部 miyawaki〉の店主・宮脇崇さんは、日本のふぐの消費量の5割以上を占める大阪からふぐを仕入れる。銀座の店ではてっさや唐揚げなどふぐ尽くしのコースを15,000円で提供しているが、築地の情緒ある長屋の一角にオープンした〈築地長屋6-7-7〉にも数量限定のふぐ料理が。3kg超えの養殖ふぐを5日間熟成させることで旨みを最高潮に。その風味を堪能してほしいとやや厚めに切ったてっさや大ぶりの唐揚げ、真子(ふぐの卵巣)のピザなどを気ままに立ち飲みで楽しむことができる。
ひれ酒や冷酒もいいが、女将の石田さんがつける燗酒のしみじみとした旨さもまた、五臓六腑に沁みわたる。
ふぐを使った料理のほかにもおでんの盛り合わせや豚の角煮、飲んだ締めにぴったりなにゅうめんも。心地よく酔える酒場が “ふく” を運んでくれる。
[予算]1人3,000円~
料理はひと皿1,000円以下がほとんど。お酒は1合800円からで、半合でも注文可能。
[予約]不可
スタンディングのみなので基本的には予約不可。確実に入店をするなら平日の早めの時間を目がけて。
[ドレスコード]できるだけ軽装で
アウターを入れる袋を貸し出しているが、できるだけ軽装で。足元もローヒールがおすすめ。

小寺慶子
こでらけいこ 肉を糧に生きる肉食系ライター。趣味は酒場で短冊メニューを眺めながら食べ物回文を考えること。「またまた鯛がいた! たまたま?」(豊漁)
