FOOD
コスパ最高! 常連になりたいビストロ〈ヨシダハウス〉|寺尾妙子のNEWSなレストラン
| Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
有名シェフも訪れるビストロ〈ヨシダハウス〉。おいしくて安い! こんないい店が広尾にオープンしていたなんて。
「こんなに安くていいの?」と思える店は、やっぱりうれしい。2019年1月、広尾に誕生したビストロ〈Yoshida House(ヨシダハウス)〉は、まさにそんな1軒だ。満腹になるまで食べて、グラスワインを2杯飲んでも1人6〜7千円ほど。
オーナーシェフ、吉田佑真は2000年代、「予約がとれないフレンチ」の代名詞であった〈レストラン キノシタ〉でスーシェフまで務めた人物ゆえ、味はもちろん保証付きだ。
「記念日に1度だけ来てもらうのではなく、日常的に何度も通ってもらいたい。ワインをたくさん飲んでほしいのもあって、料理の価格を抑えたんです。幸い、みなさんによく飲んでいただいているおかげで、ちゃんと利益は出ています」と吉田シェフ。
オーナーシェフ、吉田佑真は2000年代、「予約がとれないフレンチ」の代名詞であった〈レストラン キノシタ〉でスーシェフまで務めた人物ゆえ、味はもちろん保証付きだ。
「記念日に1度だけ来てもらうのではなく、日常的に何度も通ってもらいたい。ワインをたくさん飲んでほしいのもあって、料理の価格を抑えたんです。幸い、みなさんによく飲んでいただいているおかげで、ちゃんと利益は出ています」と吉田シェフ。
価格は抑え目だが、料理はむしろ目一杯、力が入っている。
まず、量がすごい。1皿を2人で分けるアラカルトが基本だが、前菜もメインも盛りがよすぎるほど。看板メニューのひとつ「パテ ド カンパーニュ サラダ添え」なんて、全長32cmで980円。3、4人でシェアしても十分。味に深みのある豚の腕肉や肩ロースを主軸にしたパテは一見、定番のビストロ料理でも中身はしっかり、ガストロノミーのそれなのだ。
まず、量がすごい。1皿を2人で分けるアラカルトが基本だが、前菜もメインも盛りがよすぎるほど。看板メニューのひとつ「パテ ド カンパーニュ サラダ添え」なんて、全長32cmで980円。3、4人でシェアしても十分。味に深みのある豚の腕肉や肩ロースを主軸にしたパテは一見、定番のビストロ料理でも中身はしっかり、ガストロノミーのそれなのだ。
そして、どの料理も野菜がたっぷりついてくる。魚介のサラダには、メニュー名から想像できないほど、旬の野菜がこれでもか! と盛り込まれる。日によって異なるが、写真の皿はフルーツトマト、ゆでたゴボウやレンコンなどの根菜類、ソテーしたナスやズッキーニ、赤辛子水菜やトレビスなどの葉物も添えて、全17種類。
「魚だけ、肉だけだと飽きるでしょ? 付け合わせの野菜で味覚を変えていく方が、ワインも魚や肉も最後までおいしく食べらるから。実際、野菜はあるだけつけてます」。
鮮魚店で働いた経験もあり、魚料理も得意。ソテーして甘みを引き出した海老やイカ、ねっとりしたタスマニアサーモンがこの一品の主役だ。
「魚だけ、肉だけだと飽きるでしょ? 付け合わせの野菜で味覚を変えていく方が、ワインも魚や肉も最後までおいしく食べらるから。実際、野菜はあるだけつけてます」。
鮮魚店で働いた経験もあり、魚料理も得意。ソテーして甘みを引き出した海老やイカ、ねっとりしたタスマニアサーモンがこの一品の主役だ。
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寺尾妙子
てらお たえこ 食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。
