FOOD
人形町の楽しいビストロ〈BARBE〉|寺尾妙子のNEWSなレストラン
October 14, 2019 | Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
下町、人形町に誕生した〈BARBE〉は伝統的なフレンチを核にしながら、カレーやパスタもいただける気楽なビストロです。
2019年6月、人形町にオープンしたビストロ〈BARBE〉は、いつも賑やか。カウンターでは常連さんがワインで料理をつまみながらシェフとおしゃべり。奥のテーブル席は女子会あり、デートあり。
料理はアラカルト中心でコースもあるが、その内容は鴨のローストのような、伝統的なフレンチをベースにしながらもシーザーサラダやチキンウイングなど、親しみやすいアイテムがいっぱい。
料理はアラカルト中心でコースもあるが、その内容は鴨のローストのような、伝統的なフレンチをベースにしながらもシーザーサラダやチキンウイングなど、親しみやすいアイテムがいっぱい。
とはいえ、シェフの塩澤英明はフランスや東京の高級店で腕を磨き、ガストロノミーの世界にも身を置いてきた料理人。鰹のタタキをビーツやミントを合わせるなど、ひねりも効かせてくる。
コンテンポラリーアートのような見た目に驚くも、「実はちょっとお醤油を入れてるんです」という味付けにホッとする。
また、カレーと1、2位の人気を競うパクチー入りのサラダはリヨンの郷土料理にアレンジを加えているが、元をたどれば、かつてフランスの植民地だったベトナムの影響を受けたもの。細切りにしたニンジンと大根たっぷりで、酸味の効いたドレッシング。日本の紅白なますにも似たテイストに、やはり安心感がある。
コンテンポラリーアートのような見た目に驚くも、「実はちょっとお醤油を入れてるんです」という味付けにホッとする。
また、カレーと1、2位の人気を競うパクチー入りのサラダはリヨンの郷土料理にアレンジを加えているが、元をたどれば、かつてフランスの植民地だったベトナムの影響を受けたもの。細切りにしたニンジンと大根たっぷりで、酸味の効いたドレッシング。日本の紅白なますにも似たテイストに、やはり安心感がある。
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illustration Yoshifumi Takeda
寺尾妙子
てらお たえこ 食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。