FOOD
小寺慶子のレストラン予報|渋谷〈ポークビンダルー食べる副大統領〉
『カーサ ブルータス』2019年8月号より
July 26, 2019 | Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Yoichiro Kikuchi text_Keiko Kodera
ヤミツキ必至のスパイス感が暑気払いにも効果的でしょう。
地方色豊かなインド料理のなかでも、旬のキーワードとして注目を集めている"サウス・インディア"。ポルトガルからゴアに伝わり、南インドのスパイス文化のもとに定着したポークビンダルーは、酢漬けにした豚肉の酸味とスパイス由来の辛みが持ち味。東京のインド料理店でも食べられる店が限られる刺激的な味を楽しめるのが、渋谷の〈副大統領〉だ。
仕掛け人は、レストラン業界きってのアイディアマンとして知られる佐藤幸二さん。これまでにポルトガル料理店〈クリスチアノ〉や〈おそうざいと煎餅もんじゃ さとう〉などユニークかつ既視感のない店を多く手がけてきたが、ポークビンダルーに特化した新店でも、その発想力の豊かさを発揮する。トマトとクスクス、チョップドサラダと共に盛られたポークビンダルーをひと口食べれば"酸"と"辛"が複雑に絡み合う味の虜に。味の印象ががらりと変わるオリジナル調味料を自由に合わせる楽しさもヤミツキになる。1度味わえば、忘れがたい刺激を求めて何度でも足を運びたくなるはずだ。
仕掛け人は、レストラン業界きってのアイディアマンとして知られる佐藤幸二さん。これまでにポルトガル料理店〈クリスチアノ〉や〈おそうざいと煎餅もんじゃ さとう〉などユニークかつ既視感のない店を多く手がけてきたが、ポークビンダルーに特化した新店でも、その発想力の豊かさを発揮する。トマトとクスクス、チョップドサラダと共に盛られたポークビンダルーをひと口食べれば"酸"と"辛"が複雑に絡み合う味の虜に。味の印象ががらりと変わるオリジナル調味料を自由に合わせる楽しさもヤミツキになる。1度味わえば、忘れがたい刺激を求めて何度でも足を運びたくなるはずだ。
小寺慶子
こでらけいこ ファッション誌、レストラン誌などの編集を経て、フリーのライターに。好きな食べ物は1にも2にも肉料理。塊肉を見ると反射的にアドレナリンが放出!