FOOD
京のおやつと箸休め|〈といろ by Tawaraya Yoshitomi〉の干菓子。
| Food, Travel | casabrutus.com | photo_Kunihiro Fukumori text_Shoko Nishimura
宝暦5年(1755年)創業の京菓子の老舗〈俵屋吉富〉が〈ジェイアール京都伊勢丹〉限定で始めた新ブランドから、愛くるしい干菓子が登場しました。
宝暦5年(1755年)創業の京菓子の老舗〈俵屋吉富〉が〈ジェイアール京都伊勢丹〉で初出店した新ブランド。昔ながらの和菓子を新しいカタチにし、カラフルな小箱をショーケースに並べている。
十人十色の想いを和菓子の彩りで添えられたら、という思いが店名に込められ、和三盆の打ちものや琥珀糖、松露などの色とりどりの干菓子や半生菓子を揃える。そのなか、ひと際目を引くのが愛らしいだるま形の「都色」。干菓子の型を使ったラムネ風干菓子だ。
十人十色の想いを和菓子の彩りで添えられたら、という思いが店名に込められ、和三盆の打ちものや琥珀糖、松露などの色とりどりの干菓子や半生菓子を揃える。そのなか、ひと際目を引くのが愛らしいだるま形の「都色」。干菓子の型を使ったラムネ風干菓子だ。
赤い「京だるま」は苺味、この4月に仲間入りした「青だるま」は青りんご味。口に含むとどちらも爽やかなフルーツの味が広がり、口どけの感覚はラムネそのもの。デザインも味も新しいが、和三盆糖を使っているので甘みはとても上品。
だるまは、古くから多くの人に親しまれている縁起物。ころんと小さなだるまたちが大きな福を呼んでくれる。はたまた七転び八起きの先にある願いをかなえてくれるかも知れず、思いを寄せながら味わうとよい。
だるまは、古くから多くの人に親しまれている縁起物。ころんと小さなだるまたちが大きな福を呼んでくれる。はたまた七転び八起きの先にある願いをかなえてくれるかも知れず、思いを寄せながら味わうとよい。
パッケージの色にも日本古来の色が使われている。「京だるま」は若さや生命力を感じさせるみずみずしい若葉、「青だるま」は最も格式の高い色とされる紫の中で明るく赤みがある若紫。光源氏が理想の女性として養育した若紫ともつながり、包装紙や紙袋にも雅趣が漂う。
カワイイだけでなく、伝統の技や謂れ、昔ながらの色を取り入れ、ちょっと先を行く和菓子。名前のとおり色美しく、雅趣も楽しめる。
カワイイだけでなく、伝統の技や謂れ、昔ながらの色を取り入れ、ちょっと先を行く和菓子。名前のとおり色美しく、雅趣も楽しめる。

〈といろ by Tawaraya Yoshitomi〉
京都市下京区烏丸通塩小路下る東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹地下1階 TEL 075 352 1111(大代表)。10時~20時。不定休。
