FOOD
青いタコスで味わう新メキシコ料理|寺尾妙子のNEWSなレストラン
| Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
日本でもタコスがブームになりつつある。中でも注目は三軒茶屋にオープンした〈ロス・タコス・アスーレス〉。青い生地は挽きたての焼きたて! 旬の食材を合わせたクリエイティブな具とともに、メキシコのソウルフードが東京で変貌を遂げている。
〈Los Tacos Azules(ロス・タコス・アスーレス〉は驚きに満ちている。スペイン語で「青いタコス」を意味する店名通り、黒みがかった青いタコスが特徴だ。この青は在来種のトウモロコシ、ブルーコーンそのものの自然な色で、メキシコ生まれのオーナーシェフ、マルコ・ガルシアが「最高のタコス」を追求し、たどり着いた生地である。
夜はアラカルトもあるが4品のタコス+その他数品からなるコースが基本となる。ひとつひとつのサイズは小さめ。トルティーヤと呼ばれる生地をシャリに置き換えたらメキシコ版握り寿司、ならばタコスのフルコースだって全然、アリだ。
タコスはトルティーヤと呼ばれるトウモロコシと水のみからつくられる生地に、具とサルサ(ソース)を合わせたメキシコの郷土料理で、地域によって材料となるトウモロコシの種類や具材が異なる。
タコスはトルティーヤと呼ばれるトウモロコシと水のみからつくられる生地に、具とサルサ(ソース)を合わせたメキシコの郷土料理で、地域によって材料となるトウモロコシの種類や具材が異なる。
タコスの決め手はトルティーヤ。ここでは「ニクスタマル」と呼ばれる伝統的な製法で生地をつくっている。メキシコ・オアハカの農家から取り寄せるトウモロコシを毎日、挽き、こねてから、サーブ直前にプレスし、焼きたてを出す。
コースの始まりは、焼きたての素の1枚。ほのかに甘く、フレッシュなトウモロコシの香りと、ソフトな食感がなんともいえない。
コースの始まりは、焼きたての素の1枚。ほのかに甘く、フレッシュなトウモロコシの香りと、ソフトな食感がなんともいえない。
Loading...

寺尾妙子
てらお たえこ 食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。
Loading...
